メインデッシュはイカのトマトソース煮

今夜のご飯はうまいし量があるしで満腹して満足感いっぱい。サラダはブロッコリーとなばなを茹でてマヨネーズ、目玉焼きにはニンニクと炒めたシラスが山盛り、そしてイカを炒めてトマトソースで煮たのがメイン。ダンナいわく「トマトソースにはメダマ以外のイカスミとか全部入っているんやで」。だから赤黒いソースだった。トースト1枚の半分をバターで、半分をクリームチーズとメイプルシロップで。そして紅茶。
それに赤ワイン飲んだらちょっと飲み過ごして酔っ払った。眠くなったけど、気になっている会報作りを4ページやって、ネットあちこちしているうちに目が覚めてきて、いま。

昨日友だちから快気祝いのお菓子がとどいたのをありがたくいただいている。上品な豆菓子がうまくてあとを引く。そんなに食べたらすぐになくなる〜 シュリットと姪にチョコレートをもらったのもある。友人の娘さんがつくったお菓子のようなお餅は今日の昼の個食で味噌汁に入れて食べた。

ジーン・ポーター『そばかすの少年』とリンバロストの森

何度も読んでいる古い物語の1冊。たいてい広げたら好きなところを出して読むが、今回は最初から読んでみた。そしたら物語はもちろんわかりすぎているけど、細部がはじめて読んだみたいに新鮮で、そりゃ美しい物語で、こんなところがあったっけかとうれしい読書である。

村岡花子訳の角川文庫マイディアストーリーの1冊。同じ文庫の『リンバロストの乙女 上下』の前編になる。主人公の「そばかす」は火事で両親を失った上に片腕を失い孤児院で育った。仕事を探そうと孤児院を出たそばかすは、お腹を減らして森へたどりつく。森の木材の権利をもつマックリーンさんは飢えた少年と話して清潔な人柄に感じるものがあり森の木材の見張り役に雇う。

それからは森のはずれに住むダンカンさん夫婦の家に寝泊りして一生懸命に働くのだが、森の生き物や植物の生態に目覚め勉強をはじめる。もちろん仕事の手は抜かない。
気に入った場所を自分の「部屋」としていろんな植物を壁や床に生やし、マックイーンさんが注文してくれた大きな箱に本などの「宝物」を入れた。
そのリンバロストの「部屋」はのちに「リンバロストの乙女」であるエルノラに好きに使うようにと伝言があった。

「リンバロストの乙女」の終わりのほうで、エルノラがわけあって家を出たとき「そばかす」に助けを求めて会いにいく。彼は立派な大人になっていて、初対面の二人はのっけから話が合い、彼は彼女をエンゼルがいる自分の家に連れて帰る。リンバロストの森を愛する人はみんなともだちだ。

ちょっと暖かいので梅田をぶらぶらしよう

昨日の天気予報のとおり朝からちょっと気温高めだったので、出してあった厚手セーターをやめて、お正月に姪にもらった薄手のセーターを着て出発。でも姉の家は古い木造なので寒気は変わらず。カイロをもらって背中とお尻に貼り、持って歩いている大きなスカーフを巻いた。午後になるとさすがに暖かさを感じた。

大阪駅前までバスに乗ってと思ったが、出しなになんやかやと用件が生じて方向の違うバス2台とも乗り遅れた。タクシーで新大阪に行き駅ナカの本屋と洋品店で買物し地下鉄で梅田へ。旧来の地下道は工事中につきシャーロック・ホームズのある西梅田へ行くのにうろうろ。方向音痴はほんまに困る。阪神マートといってたときから阪神百貨店のあたりはなじみなのに。
ディアモール商店街に入って人の流れにのって歩いたが、長いこと通ってないので心配になった。結局大阪市の事務所があったので第一ビルへの行き方を教えてもらって到着。ぶさいく〜 ぶらぶらどころか、どたどた(笑)。

今年初めてのシャーロック・ホームズで晩ご飯(ジンジャーエール、サーモン盛り合わせ、野菜サラダ、サンドイッチ、コーヒー)をお腹いっぱい食べて、店主としゃべってご機嫌さん。来月そうそうのヴィク・ファン・クラブの集まりの予約もしてきた。

昨日と今日は自分がゴクラク、明日は姉がゴクラク

午後、マッサージから帰ってお茶しながらツイッターに書いた。「昨日は美容院シュリットでカットとカラー、今日はおんらく堂でマッサージ、両方ともおしゃべりつきでゴクラクゴクラク。明日は姉にゴクラクをほどこしに行く日(笑)。」

シュリットさんでは合間にバレンタインのチョコレートとベトナムからのお土産のベトナムコーヒーが出た。名犬シェルくんを膝に乗せて髪を触ってもらう快楽と、絶え間ないおしゃべり。近所のうわさや、飲み屋やカフェや甘いものの店の評判を1カ月分(笑)。
髪はアッシュに薄い筋が入ってとてもおしゃれ。わたしは化粧をしたことのない色黒だけど、髪のおかげでその日は見違えるようである。あはは。

今日の午後はおんらく堂さんへ行ってマッサージしてもらった。最後に座って背中を揉んでもらったとき、デスクワークばかりしているのに背中がまっすぐ。これはいいことだ、とのこと。へーえと喜んだが、ずっとつるかめ整体院でツボを圧してもらってきた成果かもなと気がついた。終わってからここでもコーヒーが出ておしゃべり。
週に一度の整体やマッサージは健康保険がきかないし贅沢かもしれないけど、こうして健康を維持できているからいいと思っている。

明日は姉のところに行ってお手伝い。買物して行って家事の手伝いして、テレビを見てしゃべりながらマッサージをとびとびに合計3時間くらい。姉は「あーゴクラクゴクラク、あんたのあんまがいちばん効くわ」と言いながら居眠りする。いまのところわが家族は平和である。
明日は暖かいらしいから帰りは梅田でぶらぶらしようかな。

バレンタインデーは猫が逝った日 それから17年

うちの花子が廊下のゴミ箱に捨てられていたのは36年前の早春。小さい子でジャケットの胸の中に入れたり肩に乗せたりして仕事場に通った。それからおしゃれな籐のバスケットを買ってきて入れて歩いた。少し大きくなるとバスケットに入るのをいやがって逃げるのでつかまえるのにナンギしたっけ。バスケットは友だちが捨て猫を拾ったときに彼女にあげた。
大きくなるのが早かった。胸に抱いて靭公園に散歩に行ったら、道行く人たちがカワイイといってくれた。すぐに大きいなるよともいわれた。
女の子と思い込んで「花子」と名付けたら、友だちが見て「見てみ、こいつ男やで」とのことだったけど、花子のままでええやんかと死ぬまで花子だった。

アカトラで耳の内側や手のひらがピンクで愛らしい子だった。だけど捨てられたときに苦労したせいか人に馴染まず、誰か来ると机の下に隠れる。長くなると流しの下、押入れの奥とゆっくりできる隠れ場所を持っていた。

いろんなおもちゃを買ってやった。クマのぬいぐるみが大好きでこっちが留守のときはソファでひっついて寝ていたようだ。クマは女の子でピンクの服を着て白いエプロンをしていた。
わたしの声が好きで声を出して本を読んでやるとじっと聞いていた。最後の日もアリソン・アトリーの『グレイ・ラビットのおはなし』を読んでやったらじっと聞いていた。

最近はツイッターでいろんな猫さんたちを毎日見せていただいている。花子がいまいたら「今日の花子」の写真を毎日アップしているでしょう。

『今、ふたたびの京都 ー東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅ー』

去年の春先に久しぶりに京都へ行った。2016年3月27日、京都カライモブックスで山田真さんを囲んでお話を聞く会。公害問題や福島のこと、子どもの不登校についても話され聞き手からも活発な意見が出た。Yさんと一緒に行って終わってからも雑談したりして夕方引き上げた。帰りはYさんの車で京都駅まで送ってもらい、持っていた本を貸してあげた。川端康成『古都』は朝日新聞に連載された作品で、わたしは連載当時から愛読し、持っている本が古びると新しく買ってきた。京都へ行くときはバッグに入れておく。その日も行きしの電車で読んでいた。主人公の千恵子がものすごく好き。

あの日帰り道でふと思いついてYさんにお貸しした。宅急便でもどってきたときいっしょに入っていたのが本書と佐野洋子さんの『ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ』の2冊、お菓子も入ってたっけ。すぐに読んだのだが、返すのはいつでもいいと言ってもらえたのに甘えていままで借りっぱなしだった。そのうちなにかお礼の品をと思っているとよけいに返しにくい。
昨日ようようYさんが気に入りそうなものが手に入ったので、ようやくお返しできる。

さて、くちゃくちゃと前置きだけですんでしまいそうだ。本のことも書かなくっちゃ。
本書には東山魁夷の絵に飾られた川端康成の作品からの抜粋が載っている。小説は『古都』『美しさと哀しみと』『虹いくたび』の3冊の主人公たちがその場所を訪れて交わす会話が主になっている。
わたしは3冊とも読んでいるし、読むとその情景が目に浮かぶ。昨日と今日は開いては読み、開いては絵を眺めてその場にいる気分になっていた。
川端康成と東山魁夷の京都が素晴らしい。美しい女性が映える美しい京都。Yさん、この本を貸してくれてありがとう。
(求龍堂 1800円+税)

買い物とおしゃべり、堀江にて

堀江のジョローナさんがツイッターに新入荷商品の写真をアップしたのを見てすぐに予約した。アップしつつわたしが欲しがると思ったそうだ(笑)。この間買ったのは猫だったが、今回は犬。その前に犬好きの人にやはりここで犬グッズをこまごま買って贈った。今回もお世話になってるお礼に贈る。
ついでに自分のも買った。春向き素材のグレーにピンクの丸首横縞セーターと小物入れ。ふだんは実用品以外の買い物を本くらいしかしてないのでうれしい。

先日から隣りにコーヒー屋さんができているのが気になっていた。手造りっぽい店構えできっと味に凝ってるに違いない。聞いたらコーヒーおいしいよ飲んで帰ってとのこと。入ってみたら店主さんが好みをいろいろ聞くので、そんなに凝ってないから普通においしいのをと答えた。そしたらわたしが好きそうなのをとキリマンジェロを淹れてくれた。うまいコーヒーとお菓子で満足。人懐っこそうな人なので、買った品物を見せてあげたら「いい色合いですね、似合いますよ」と褒めてくれた(笑)。

それから堀江新町界隈の話をしていたらもうすぐ戦災記念日だと思い出して大阪大空襲の話をした。70年前だけどここら一帯が焼け野原になった話にびっくりされた。空襲というと広島長崎と思うが、大阪も東京もすごかったんだと納得され、こういうことは語り継がんとあきませんねと結論出るまで約1時間しゃべってた。
次回は江戸時代の堀江の住人木村蒹葭堂の話でもしようか。

冬の空

昨夜の月はきれいだった。ちょっと薄雲がかかった月はおぼろで周りがピンク色で。すっかり満月だと思いこんでいたが、いま月例カレンダーを見たら満月は今夜だって。もう少ししたら窓から見るかベランダへ出て真上を見てみよう。
と思ったが気になってベランダへ出て空を仰いだ。8時ごろだったか知り合いがツイッターに月がきれいだと書いていたが、うちからは真上から東方面にかけては見えない。いまも見えてなかった。昨日見たのは1時ごろだったかな。今夜もそのころ見てみよう。今夜そこに現れるかわからんけど。

さっき寒いのに外に出た甲斐があったのは、いつもは見えない星がそこそこ見えてたこと。シリウス以外はなにかわからないけど、あちこちに散らばって何個か見えていた。空気が澄んでいるんやな。

言うまいと思えど今日の寒さかな

言うまいと思えど今日の寒さかな。はるか昔、こどものころ寒い日に家族の誰かがいい、先にいった者勝ちみたいな雰囲気だった。こどもがごろごろ何人もいて、夕方近くなるとあまりの寒さに外遊びをやめて火鉢のまわりに寄ってくる。結んだ手を並べて「ぼんさんがへをこいた」とか「だるまさんころんだ」「せっせっせー」とかやったものだ。トランプや花札や百人一首もよくやった。あまりの寒さに練炭火鉢に顔を寄せて「そんなことをしたら死ぬよ」と怒られたことがあった。
ほんまに寒かったんや。時代が貧しく我が家は貧乏人の子だくさんやった。

いまは家の中は暖房のおかげで暖かいし、外に出ても長時間いるわけないから、「寒かったー」とか「今日は寒いなあ」と口に出すだけで終わる。いちばん寒いのは洗濯物を干すとき。
暖かいセーターを着て膝掛け毛布をかけて厚手ソックスをはいて坐っていると、ガスファンヒーターが暖かい空気を送り出す。ありがたいこっちゃと思いつつ「言うまいと思えど今日の寒さかな」の情緒にひたる。

ワンプレートで余裕ある食事

うちの食卓は素材に凝る料理人がいるので皿数が多かった。片付け係としては面倒くさくてしょうがなかった。過去形です(笑)。

最近のご飯はプレートにきれいに盛り合わせて出てくる。
大きな白い皿に最初はパスタが盛られて出る。その皿をさげたら洗って次の料理を盛りあわす。卵、肉系、そして野菜と豆とピクルスとかザワークラウトとかの常備品。
毎日違った肉がつき卵はたいてい目玉焼き、野菜は多彩で生も炒めたのも炊いたんもある。レモンの大切りがついて、彩りがよいので食欲が増す。

ブロッコリーを小さく切らずに茹でたのを一茎置いて、横にトーストサンドのときもある。挟んだハムにはカラシとマヨネーズをたっぷり。
それにカフェオレ・ボウルにいれたスープが出てくる。
最後は紅茶で、バケットを薄切りしてクリームチーズを塗って食べるのがお気に入り。