ジョン・クロウリー監督『ブルックリン』

1950年代に不況のアイルランドからアメリカへ移民として渡った若い女性エイリシュ(シアーシャ・ローナン)の物語(2015)。姉の勧めで不況のアイルランドにいるよりはとニューヨークヘ単身渡航。船で知り合ったアメリカ体験のある女性に背筋を伸ばしてと助言を受ける。おかげで無事入国し下宿屋に落ち着く。
ニューヨーク在住の神父からデパート店員の職を紹介される。仕事に慣れた頃に神父の紹介でブルックリンカレッジの夜間コースで簿記の勉強をはじめる。簿記の資格をとって事務職に就くのを目的に真面目に働く。

クリスマスに教会の慈善クリスマスディナーの手伝いをし貧しい年老いたアイルランド人たちを目にしてショックを受ける。
その後、教会主催のダンスパーティでイタリア人青年トニーと出会う。トニーは真面目な働く青年で、将来の仕事の計画を立てている。トニーの家に招待され家族から暖かく迎えらえる。ブルックリン・ドジャース!!
海水浴に出かけたり楽しそうで、うまくいけばいいなと思って見ていたら、アイルランドから悲報が届く。
最後はハッピーエンド。
百貨店で働いているところでは『キャロル』を思い出した。

気分は温泉

連休に入ったけど全然変わらない日常の我が家、仕事が入れば盆暮れ関係なく働くし、仕事がなければじっとしている。お金が入らないぶん使わないからええねんといって姉に呆れられているが、向こうはバブルの時代の空気を充分吸い恩恵も得て、こちらはバブルにぶくぶく浮いてようやく生きていただけだから考え方が違う。

今日は相方は一日中いろいろと遊びと催しに出かけたが、わたしはしんどいし足はだるいしで家で読書とパソコンで友だちへのメールとツイッターのつきあいで過ごした。掃除をする元気がなくて、自分のご飯のほかは洗濯のみ。こういうときはなんにもしないに限るというのがわたしの達観である。でもおやつはね、コーヒー淹れていただきもののチョコレートとゴーフルを食べた。

さっきお湯たっぷりのお風呂に入った。お風呂はなによりもからだに良いというのがわたしの健康法。そしてモンゴル岩塩をひとつまみ入れただけで贅沢をしている気分になる。これから台所を片付けたらもう一度温泉気分でお風呂に入ろかな。その前にコーヒー淹れよう。寝る前に体操をちょっとだけ。

寒暖の入れ替え

今日は昼間は暖かだったが夕方からはやっぱり冷えた。今年はいつまでも寒いような気がする。夕方出かけるときは上にちょっとひっかける上着を出している。スカーフもいるかしら? 去年もこうだったかなと考えたら、このスカーフは去年の春、家を出てから寒さを感じ、人に会う前に慌てて梅田で百貨店に駆け込んで買ったのだと思い出した。ピンクとグレーの濃淡の縞で春らしくてお気に入り。値段もそこそこやった。慌てて買っても失敗なしと自画自賛。あとでタグを調べたら若者向けのブランドだった。それで新しい感じがするんやなあ。
老境に入ってからファッションセンスがよくなって失敗が少ない(笑)。

中まで乾かそうとベランダに置いてあった湯たんぽを紙袋に入れて物入れに収納。ぼちぼちと冬物が目にみえるところから消え、夏物が出現。そうそう去年の残りのゴキブリホイホイが出てきた。先日、台所に古参のゴキブリがおたおたと歩いていた。おうおう早くわたしの目に見えないところへお行き。
トシをとってよかったのは、ゴキブリ如きでギャーギャー叫ばないことかな。

室生寺の石楠花(しゃくなげ)

室生寺へは50年くらい前に数回行っている。近鉄線の室生口大野駅で降りてバスに乗って行ったのと、知り合いの自動車に同乗させてもらったのと、室生口大野駅から歩いて行ったのが2回である。わたしの好きな寺ナンバーワン。その他は、当麻寺、秋篠寺、新薬師寺、法華寺、もっとあるけどいま思い出せない。奈良の古寺に出かけたのはほんとに若い頃だ。
花と寺という組み合わせも好きだった。
室生寺はシャクナゲが美しい。仏像よりも五重塔とシャクナゲの取り合わせが最高。とはいえ、台風で被害を受けてからの室生寺をわたしは知らない。
いつのことか忘れたが、姉が行ったときに苗を買って大切に電車で持って帰った。姉の庭の植木鉢に植えたのがいまもあるシャクナゲである。一度は大雨で根こそぎにされたが、植え直したら蘇った。ピンクの綺麗な花が三つくらい毎年咲いて「kumikoの花」といわれている。
今日行って写真を撮ってきた。
土門拳の写真の本『室生寺』をずっと大切に持っている。

玄米ご飯と味噌汁

もう10年ほど前になるが、朝食抜きで一日2食にしたときは劇的に体重が減って喜んだ。会う人ごとに痩せたといってもらった。その次には菜食に踏み切ったが、どうやらおやつを食べるせいでそれからは一向に減らない。かえって戻りだした。その後、菜食をやめてタンパク質を摂ることにしたらどんどん戻ってしまい、いまは危機を感じている。もともとよりは減っているけどね。太っているときは50キロをオーバーしてたから。
一日2食は変わってないがおやつと夜食を食べてたらどうしようもない。甘いものをやめていたのにいつの間にやらまた食べだした。和洋を問わない甘いもの好きだからナンギだ。

そこでいろんな本で勉強した相方の提案でご飯を玄米にもどした。味噌汁が絶対ついてくる。それに肉か魚と野菜・納豆を食べる。
なんかやることとか食べることを変えると張り切るし考えるからいいような気がする。そして最近は玄米ご飯がうまい。それと上品な甘いものを少し。

こういうときのカーディガン

今日は朝から暖かかで、午後になると気持ち良い日差しが窓から差し込んできた。良い気分でVFC会報の最後の2歩前くらいを片付けて、3時過ぎにマッサージ機を借りに知り合いのところへ行った。この椅子は高かったというだけに気持ち良い。1時間気持ち良くほぐされて居眠りしてた。ところが終わって外に出るとくしゃみの連発。居眠り中に足元が冷えたのかな。さっき仕上げた会報を切手を貼りポストに入れに行った帰りがひどい。もう花粉症のはずはない、きっと冷えだと思ったが、思うより先に鼻水が出てる。帰っても続いていて使ったティッシュの山ができた。

こういうときのお風呂と、熱いお湯を満たしてつかったら良い気持ちで長風呂した。鼻歌を歌いながら髪も体もチロルの石鹸で洗って、最後に熱いシャワーを浴びた。
思ったとおり、くしゃみは収まり鼻水は解消しつつある。やれやれと座って晩ご飯になった。いつもは食後にやることを食前にやってしもた。

お風呂からあがって先日買ったカーディガンを着てみた。しっかりした木綿糸で着心地がいい。真夏がくるまでこういうときに重宝しそう。

梅田界隈いまむかし

ずーっと昔、阪急沿線に住んでいたころ、梅田は遊び場で待ち合わせ場で買い物場だった。阪急から阪神へと降りる階段の乗降口は待ち合わせた人たちがいっぱい立っていた。伝言板が貼ってあって、わたしも何度か書いたことがある。もちろん行ったときはなにか自分宛に書いてないか探したものだ。「ちょっと遅くなります」というのがいちばん多かったかな。1時間ぐらいずっと立っていて待ちぼうけのときもあった。待ちぼうけ慣れなのか、いまでもわりと黙って待っているほうだ。駅に立っているわけでなし。シャーロック・ホームズで食べながら待っているなんてなんでもない。昔も今も本がある。

先日梅田で会合があって出かけた。茶屋町付近は20年〜30年くらい前に仕事でよく行った。その帰りにロフトに寄って買い物したり雑貨を見たりするのが楽しみだった。わりといろんな人と付き合っていて、ネットで知った女装の男性とデートしたこともあった。ヘップに観覧車ができたころで、観覧車を眺めてお茶しながらしゃべった。そのあとはフロアを次々と見ていって、彼に似合う少女っぽい服を探した。神戸の人で、震災のショックで女装したくなったとのこと。最後に紀伊国屋へ行ったらコンピュータの本のところに行きやった。可愛いけど男性脳だと納得して別れた。それきり会ってない。

それから大阪能楽会館もそのあたりにある。数年前に兄に入場券をもらって行ったのだが、迷って迷って遠くまで行ってた。帰りにあまりの近さに驚いたっけ(笑)。
最近は膝が悪いから余分に歩かないように地図をしつこく調べて出かけている。

エドワード・D・ホック『怪盗ニック全仕事〈4〉』 を読みだした

昨夜は早く寝ようと思ってたけど、先日木村二郎さんに送っていただいた『怪盗ニック全仕事〈4〉』(エドワード・D・ホック 木村二郎訳 創元推理文庫)を読みはじめたのと、届いたばかりの美しい本『ヨーロッパの幻想美術-世紀末デカダンスとファム・ファタール(宿命の女)たち  海野 弘 (著)』を開いては閉じ、また開いては閉じして遊んでいたのでやっぱり遅くなった。

今朝はお昼前に起きてカンタンサンドイッチをつくり、かぼちゃの水煮があったので豆乳でスープにして食べた。
午後から昼寝をぐっすり1時間。天気が良いので洗濯物が乾いて気持ち良い。
夕方起きてきた相方が晩ご飯にカレーのうまいの作るわといって買い物に行った。
昨夜の読書の続きで『怪盗ニック全仕事〈4〉』を読む。久しぶりのニック・ヴェルヴェットの仕事の話がおもしろい。1〜3と読んでいてそれぞれおもしろく読んだんだけど、今回は格段におもしろい。本の内容がわたしのいまの心境と合ったのかなあ。
だいたい本が届いたときに開いてそのページを読んだらニックのガールフレンドのグロリアが別れ話を言い出していた。「あれまあこの二人どないなるん?」と開いた本を立ったまま読んだわたし。わたしはこのカップルが好きなのである。まだまだ全部読み終われない厚さの本で楽しみ〜

晩ご飯は豆腐のステーキと野菜のサラダとカレーライスとビール。それぞれうまかった。
少しのビールでまっかっか。

四月はあんまり好きでない

今夜はよく冷える。さっき明日の朝にかけて冷えるって天気予報でいってた。今日の昼間の気温は18度くらいだったが日差しは強くて洗濯物がよく乾いた。窓側にいると日焼けしそうでカーテンを閉めた。
晩ご飯を片付けてコーヒーをいれようと思ったらちょっとうすら寒い。ストーブをつけたが昼と夜の差が激しいんやね。

「四月は残酷きわまる月」とエリオットの詩が思い浮かぶ4月のうすら寒い日。あとは出てこないけど(笑)。ちょっと夜桜を見に行こうとも思わず、寒さに負けたまま。特に今年は寒い日が多かった。見に行ってない間に夜桜はもう終わってしまったみたい。昼も夜も花見もピクニックもなく4月が終わる。やっぱり残酷な月なのかなあ、四月。あんまり好きでない四月。
五月まであと1週間。

あせっているけど、そうでもない

ヴィク・ファン・クラブの会報は20年以上も原稿締め切りは10日で発行15日を守ってきた。誰に強制されたわけでもなく、規約があるわけでもないから、これはわたしの性格によるものだろう。ナンギというしかない生真面目くん(笑)。しかし、年月が経っていけばいくら決めたことであってもからだがもたない。最近は肩こりと目の疲れで期日内にやり終えなくて徐々に遅れ気味である。去年くらいから5日から10日遅れてる。
さっきお風呂で考えていたが15日発行を25日発行に変えたらいいのだ。そしたら焦らずに済む。それよりも出来上がったらいつでも発行としよう。年12回を結果的に11回にするのもありかな。
いろいろと考えるが、まだ終わらせうわけにはいかない。待ってる人がいるから、出さなきゃね。気を使って先月はケーキ、今月はみかんを送ってくれた人がいる。チョコレートをそっと送ってくれた人もいる。切手をどばっと送ってくれた人もいる。
サラ・パレツキーさんの新作がアメリカで発行された。日本でも翻訳・発行されると思うので、そのときに会報が出ている状態が望ましいよね。
焦らずにぼちぼちいこう。今月号は2/3できてるから25日ごろ発行できるかな。今月は2度もキャロラーさんたちと遊んで鋭気は貯めてあるからね。