ジョン・スタージェス監督『荒野の七人』

iMacが今週中にこの部屋にくる。今日はそれに備えて机周りの掃除と整理をした。部屋のどこも本だらけなので、保存する本と不要の本をわけて箱詰めした。iMacが机の上に落ち着いたら、元の本置き部屋に戻るだろうけど、今日のところはすっきりした。
まず最初に『マグニフィセント・セブン』を見る予定。

ということで、今日は『荒野の七人』を見て西部劇のお勉強。
1960年のアメリカ映画だが第4作(1972)まであるとは知らなかった。もともとが黒澤明監督の『七人の侍』のリメイクなんだけど、『七人の侍』も含めてはるか彼方なのである。今夜なぜ見たかというと『マグニフィセント・セブン』がおもしろかったから、そのルーツを知りたくて。
映画館で見た覚えはないから多分のちのちテレビで見たのだと思う。ユル・ブリンナーがあんまり好きでなかったから行かなかったのだろう。ずっと スティーブ・マックイーンが好きだけど、ほかにいい映画がたくさんあるから強いて見なかった。

そんなことで西部劇育ちなんだけどいま見た『荒野の七人』はもひとつだった。新しいiMacで『マグニフィセント・セブン』が見たい。

アガサ・クリスティ原作、ビリー・ワイルダー監督『情婦』

小学生のときに今は亡き二番目の姉が「タイさま」と騒いでいたタイロン・パワーの主演作をついに見た。映画雑誌『スクリーン』で見た意味ありげなマレーネ・ディートリヒの写真にも魅かれるものがあった。最近はネットで写真を見ることも多い。でもストーリーは全然知らなかった。チャールズ・ロートンが動いてものを言うところもうれしく見た。
金持ちの未亡人が殺されてタイさまが裁判にかけられる裁判劇なんだけど、チャールズ・ロートンと付添婦役のエルザ・ランチェスターのやりとりがおもしろいので、緊張の裁判劇が喜劇調にもなっていてうまくできた映画だ。この二人は実際の夫婦なんだって。

今夜は他のことをするつもりだったのに相方がこれ見るかといったのをいいことに最後まで見てしまった。調子のよい男が殺人事件の容疑者として逮捕され裁判が開かれる。1958年の作品なんだけど、隙がなく笑わせるところもちゃんとあり、納得させるストーリー。いつかは見たいと思っていた『情婦』を見られて幸せ。
これからは見たい映画のBlu-rayやDVDを手に入れてどんどん見よう。もう少ししたらiMacがやってくる。