連子鯛のスープで風邪退散するか

朝から姉の家に行って雑用とおしゃべり。午後に20分ほど地区のケアマネさんの訪問があった。たいていの高齢女性がそうだと思うが、お役人が相手だとかしこまってしまう。普通の自分より高めに設定した自分になって受け答えするので、横から訂正を入れたりした。妹(わたし)と姪が週一に訪問している話をして、「れんらく帳」も見せた。わたしもけっこう高めの設定。でもさすがケアマネさん、すべてわかっている感じ(笑)。

帰りは蒸し暑いししんどいので、タクシーに乗ったら顔見知りの運転手さんだった。
8年前は行きも帰りも駅から歩いていたのが、5年目くらいから途中までタクシーをつかうようになり、去年からは行きしも帰りしもタクシーを使うようになってしまった。「以前は新大阪までよう乗せましたで」と運転手さん。「8年経ったら体も古びますわ、わたしはこのあたりをよく流してますねん、また会いましょう」だって。奥さんの病気の話で帰りの時間はまたたく間に過ぎた。
早めにタクシーを降り土佐稲荷に寄った。年の半ばの行事、茅の輪をくぐろうと思ったのだが、もう外してあった。残念なり。散歩して帰った。

家では料理が出来上がりつつあったので風呂に入って着替えした。相方がおととい映画を見るときにクーラーで体を冷やしたらしい。昨日から鼻水が出てなんぎしている。今日は頑張って買い物に行き、風邪退散メニューを作った。野菜サラダ、ジャガイモが入った連子鯛のスープたっぷり、トースト、漬物、リンゴ、もらってきたゴーフルと紅茶。食後に一眠りしてたけど風邪は退散するか。

パク・チャヌク監督『イノセント・ガーデン』

だいぶ前のことだが雑誌に出ていたミア・ワシコウスカの写真に惹かれ映画を見たいと思って見たのが『ジェーン・エア』だった。たしか本人の希望で撮った作品だったと思う。女の子だったらだれでも好きなジェーン・エアを素直に演じていた。でもちょっとエキセントリックな役柄のを見たいなと思ってだいぶ経つ。

おととい『お嬢さん』の配達日時を調べていたらそのページの広告にあったのが本作。1000円でお釣りがくるじゃんとすぐに購入したら今日届いた。
わたしの好みだと『お嬢さん』より合いそうな感じだなとさっそく今夜見た。早寝しないとあかんのやけど、今夜も夜更かし。最後まで蚊に食われているのも気がつかずはらはらだった。パク・チャヌク監督、2013年の作品。製作にリドリー・スコットとトニー・スコットが入っている。

娘役のミア・ワシコウスカがとてもよかったが、それにも増して年増の色気が上品だけどむんむんする母親役のニコール・キッドマンもよかった。昨日も大金持ちの家で贅沢な暮らしだったけど、今日もアメリカの田舎(?)の邸宅が出てきて、母親の部屋のインテリアなんか素敵すぎる。父親の葬式に突然現れる叔父さんが男前で、母にも娘にもにこやかに手をだすところが不気味。娘と叔父のピアノ連弾はすごくエロティックで惹きこまれた。なんとかならなあかんやんって思いつつ見ていたら、なんとかなった結末が怖い。