御所柿がとどいた

秋の初めに友だちから和歌山の御所柿を送るとメールがあった。贈り物が農園から直接届くシステムで、以前にも果物を送ってもらったことがある。美味しかったなあ。あのときは早春でオレンジと干し柿で本物の味を堪能した。ついていたカタログを見てドライフルーツの良さを知った。今回の柿も食べごろになったら送ってくれることになっていて、おいしい果物をいちばんいい時期に食べられる。それで柿の成熟が11月半ばのはずがずれていまになった。

春のオレンジおいしかったなあ、干し柿も抜群だったと思い出しつつ、届いた柿を食べた。うまい。何度も書いているが、わたしは果物で柿が一番好き。そして長いこと秋になると九度山の富有柿を送ってくれた友だちがいた。そんなことで「柿が好き」というのが知り合いに浸透していて、なにかと話題になる。5年くらい前にその柿は来なくなったが、幸いなことに近所に八百屋さんが増えて、涼しくなりはじめたころからいまに至るまで柿がある。毎日柿をありがたく食べているこの頃であるが、ここにきて御所柿がきた! 柿とともに人情も味わえる秋である。