曇りの日は苦手

最近よく思うのだが、曇りの日は苦手だ。もちろん雨の日はほんまにかなわんのやけど、雨が降っていると最初から諦めがつく。これなんのこっちゃでしょうが、膝の話です。湿度の高い日は痛い。これほんま。

わたしが子供だったころ、おばあちゃんや知り合いのお年寄りが、雨の日は肘が痛いとか、膝の具合が悪いとかよく嘆いていた。何気なく聞いて年寄りって大変なんやと思いつつ、実はあんなに文句をいう年寄りにはなりたくないと思っていた。11歳年上の姉のぼやきでさえ、うっとおしく感じていたもんなあ。なもんで、できるだけ泣き言をいうまい明るく振舞おうと頑張ってきていまにいたる。だから「くみちゃんは元気」が知り合い中の常識になっていて、わたしがしんどいといおうと思っても誰も聞く耳持ってない。
じっさい、幼年時のジフテリア以来、病気は風邪ひきとめまいくらいで1日寝たら治っていた。

先日は関東在住の次兄が明日姉の施設を訪ねるからと電話してきたが、「あら、そう」だけしかいわなかった。こんなときは現地の人としていっしょ行くとか、どこかでご飯を食べるとかするのが常識だと思うのだが、実のところ、膝がしんどい。姉が一人暮らししているときはしんどいのは隠して明るくつきあっていたんだけど、施設入りして家事の手伝いがいらないとなれば、もうあきません。しんどいからしんどいという。今日のような曇りの日は苦手だ。