週一の訪問、毎日の電話を10年間

今日は朝からぱっとしない天気だった。朝昼兼用ご飯を食べて、領収証などを整理してたら医者とタクシーの領収証がたくさん出てきた。去年は姉のところに行くのに朝晩の往復ともタクシーに乗ったが、料金は姉持ちだったから贅沢に回り道を通ってもらったりした。週に一度だけど同じところから乗るので、運転手さんがわたしが小道から出るのを待ってくれた。ちょうど夕方の出勤第一号の客だそうで「月が出てきましたぜ」なんて出てきたばかりの三日月を指差したりした。人に話すと「ナンパされてるんやん」といわれたりしたが、まあ気を使ってくれていい人だったけど、体調を崩して入院しはった。わたしの姉の調子が悪くなったのとほとんど同時期だった。
今年はそういうロマン(?)もなく、タクシーに乗るのは自費だから姉の施設に行くのも考えものなのである。地下鉄で行ってこけたらあかんし。

10年前に義兄が亡くなってから週に一度は姉のところに行くようになった。ときどき抜けたにせよ、10年間よく通った。最初は地下鉄で行って駅から歩き。次は地下鉄を一駅前で降りて家までタクシー。8年目くらいから往復タクシーと贅沢になったが、確実に体が弱っている。
週に一度の訪問と毎日の電話を10年間、よう続けたもんだ。