白髪にもどすことにした

わたしの家系は白髪になるのが早くて男女ともに40歳をすぎると白髪が目立つ。姉とわたしは早くから染めていたが、妹は染めない自然派でずっと白髪でとおしてきた。知らぬ人からはわたしが妹に見える。姉が80歳頃から染めるのをやめ白髪にパーマをかけウェーブをつけるようになって、染める派はわたし一人になった。

1980年代はわたしは40代で白髪になり始め、右前髪が白い束になって目立つようになっていた。それでも気にせずに遊びまわっていたが、ある日、四ツ橋筋にあったパームス(1階カフェ、2階バー、地下ディスコ)のディスコで遊んでいたとき『ロックマガジン』の阿木譲さんに声をかけられた。「照明で白髪が光っているよ」「あっ、ほんまに〜 苦労が多くて白髪が増えてます」あとは笑いでごまかしてホッ!
その後、気になって行きつけのアメ村の美容院で染めてもらうことにした。それ以来美容院は変わったが髪は欠かさずに染めている。
最近はハイライトを入れてもらってより美容師さんの技術が光っている。だからずっと染めているつもりだったのだが、そろそろ80代も後半に入ろうとしているのに、ハイライト入り茶髪で、後ろから見たら10代(?)では、あまりにもでないかい(笑)。

先月、美容師さんが入院することになった。「退院を待ってるからね」というていたのだが、髪は勝手に伸びてきて、白髪が目立つようになった。ここで半年くらい見苦しいのを我慢して白髪にするか。
いま根元から1センチくらい伸びている。めちゃくちゃ不細工だ。でもこれを乗り越えたら白髪のレディになれる。
さいわいお気に入りの夏帽子がある。暑い間はこの帽子をかぶって乗り切ろう。涼しくなったら似合う帽子を探そう。