姪は翻訳物を読まない人なので、いつも母親が遺したミステリ本を持って帰ってほしいと言っている。わたしがまわした本もあるのを知っているからだが、読まない人間にはものすごいでかい本棚に入った本の処理は困るよね。前回は雑誌「宝石」の内容を覚えているのをたくさんもらった。その後、別にしまってあったのが出てきたらしく、ポケミスと文庫本がびっしり並んでいるのにおどろいた。20年くらい前に亡くなったので1990年くらいまでに出たハードボイルドとイギリスの警察ものがいっぱい。ほんまに好きな人が見たら宝の山やでと言いつつ、数冊もらって帰った。
P・D・ジェイムズ「女には向かない職業」(昔読んだまま。いま思い出しつつ読んでいる)「ナイチンゲールの屍衣」(未読)、コリン・デクスター「キドリントンから消えた娘」(読んだけど内容覚えてない)「ウッドストック行最終バス」(ウッドストックをアメリカの音楽祭があったところと間違えて買ってがっかりした思い出あり。1976年)、ルース・レンデル「乙女の悲劇」は初めて読む。
それにしても昔のポケミスの字の小さいことよ。
上記のことをツイッターでつぶやいたら返信があった。ルース・レンデルの「ハート・ストーン」を読みたくなったんだって。こりゃあきません、だって全然知らないんだもん。彼女がいうならきっとステキな本に違いない。検索したらこんなことが・・・「父と妹の三人で古い館に住む少女のお話」「母親が病死した15歳から19歳になる前までを一人称で綴った」なんて書いてある。福武文庫って高いだろうなとアマゾンで見たら、なんと61円なのであった。すぐに注文したから明日くらい届くでしょう。