3本の映画を見て思ったこと 『コンスタンティン』『ヒアアフター』『さざなみ』

最近は映画にご無沙汰していたが、ツイッターでキアヌ・リーブスファンが『コンスタンティン』を話題にしていたので見たくなりすぐに見た。どっちかというと好きな映画だが、ちょっとしんどかったかな。キアヌ・リーブスは美しいしティルダ・スウィントンは他に類のない女優だし、文句のつけようがないが、しいていえば重かった。

実は『コンスタンティン』を見る前に『さざなみ』を見ようとしていて、『ヒアアフター』に遭遇してしまい、こっちのほうがよさそうと思った。ややこしい笑。誰が監督かも気にしてなくて、見終わったらクリント・イーストウッドだった笑。二度見たけど全然飽きなかった。

後半で出会うことになる主人公たち、霊能者ジョージ(マット・デイモン)、臨死体験を本にしたジャーナリストのマリー、一卵性双生児だが一人が死んでしまった孤独な少年の3人がロンドンで出会う。出会いの場がディケンズ博物館というのもうれしい。
少年を預かった里親が細かい配慮をしているところにも感心した。

ジョージとマリーが抱き合って映画は終わるけど、このさきの心配はしません。二人はうまくというか、愛し合い話し合って進んでいくと思うから。
いい気持ちで映画が終わってよかった。

それに対して期待を持って見た『さざなみ』だったが、もひとつピリッとしなかった。なんか生活が裕福すぎる。そういう生活を肯定的に見せているところが気になる。裕福でも貧乏でも前向きな暮らしってあるはず。

シャーロット・ランプリング主演『さざなみ』

封切り時から見たいと思ってた作品(アンドリュー・ヘイ監督)をようやく見た。シャーロット・ランプリングの若い頃の映画はけっこう見ているが、最近は名前も忘れていた。さっきまで期待に胸膨らませて見てたわけだが、もひとつだったな。
結婚して45年目の夫婦は記念パーティをすることになっていて、着るものやメイクなどにも配慮しないといけない。病気をしてちょっと気持ちが弱っている夫をいつも気遣っている妻だが、いまになって夫には自分と知り合う前に愛していた女性がいたことがわかる。スイスの氷山で行方不明になっていたのがいまごろ遺体が発見されたのだ。

いつも夫のことを気遣いつつ暮らしているのに、夫は過去の恋人のことで頭がいっぱいになっている。郊外のゆったりした家で呑気に暮らしているのに、心の中に風が吹き荒れる。

クリント・イーストウッド監督『ヒアアフター』

なんか映画見たいなとアマゾンプライムをぶらぶらしていたらクリント・イーストウッド監督、マット・デイモン主演の映画があった。昨日はキアヌ・リーブスで今日はマット・デイモンか、どっちも大好きだからいいじゃんと見始めた。

リゾート地のホテルにいるカップルの男性は気だるくベッドにもうちょっといるといい、マリーは買い物に街へ出かける。
買い物していると海の水がすごい勢いで跳ね上がり巨大な津波となって押し寄せてきた。逃げる間も無く波にさらわれる人たち、流れた建物にあたって倒れる人たち。建物の中にいて助かった人は倒れた人を助けようと動き出す。
マリーは死んだと思われそっと置いておかれるが水を吐きやがて息を吹き返す。津波にのまれて呼吸が止まったときに見た映像が頭から離れない。マリーはテレビ番組の司会者としても現代社会への批判者としても知られた存在でミッテランに関する本を書くつもりで、周囲の人たちにも期待されている。

ジョージは地味に工場で働いているが解雇される。彼はかつて霊能力者として知られていたが、いまは自分を嫌悪している。兄がビジネスとして彼を組み込もうと目論んでいるのもうっとおしい。ジョージはなにもかも置いてロンドンへ行く。いつもジョージはディケンズの作品朗読を聞いて心を落ち着かしているので、今回もディケンズ博物館へ。

マリーが休暇をとって書いたのはミッテランでなくて臨死体験であった。周囲で無視され仕事もなくなるがマリーは自分の体験を書いた本を出す。
マリーがブックフェアで朗読すると、ジョージが聞いていて、本を買いサインをしてもらう。

キアヌ・リーブスとティルダ・スウィントンの映画『コンスタンティン』

DCコミックス「ヘルブレイザー」の映画化で2005年に公開された。
原作はDCコミックスの漫画「ヘルブレイザー」、監督がフランシス・ローレンス。エクソシストのジョン・コンスタンティンをキアヌ・リーブス、刑事と双子の自殺した少女二役をレイチェル・ワイズ。わたしがこの映画を見る気になったのは、キアヌ・リーブスとともにティルダ・スウィントン(天使ガブリエル)が出ているから。
上映時間121分を退屈せすにじっと見つめていたんだから、映画も見ていたわたしらもすごい(笑)。

キアヌ・リーブスはほっそりと美しくて機敏で動きに目が離せない。長時間ずっと出ていてくれてありがとう。
ティルダ・スウィントン! 彼女の出ている映画は『オルランド』しか見ていないのだが、写真はいろいろ見ていてずっと憧れの存在だったからぴったりの役でよかった。

最近は後醍醐天皇や吉野など日本の中世に関する読書であたまがいっぱいである。この映画はキリスト教やらカトリック関連に親しければすっと入ってくるはずが、なかなかむずかしかった。

クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』

ツイッターでフォロワーさんが『インターステラー』がプライムで見られると喜んでいるツイートを読んで、きっといいに違いないとどんな映画かも知らずに見ることにした。クリストファー・ノーラン監督は『ダークナイト』がよかったから今回もきっと気にいるはず。

とても長い映画だった。169分を「長いなあ」と一回もいわずじっと見ていた。終わってから一緒に見ていた相方に「よかったねえ」といったら、「今日長いなあといわなかったな。いつも長いなあというときはイコールつまらんなあということか」と詰問(笑)されたけど、昨夜は全然長いと感じずに最後までいった。宇宙や地球のSF的なところと、父と娘の愛情あふれる行動の描写などが一体となっていて飽きなかった。本棚から幽霊が現れたような父から娘へのモールス信号での連絡もよかった。娘が解読し重力の謎は解明される。この映画のテーマは「愛こそすべて」なんだそうだ。
農場を営んでいる元宇宙飛行士クーパー(マシュー・マコノヒー)はNASAの要請に応じてラザロ計画に参加することになり、娘にはかならず戻ると説得してアメリア博士(アン・ハサウェイ)らと出かける。

マン博士(マット・デイモン)率いる12人の乗組員は命がけで惑星探査に出動するが、マン博士は孤独に耐えられず、地球に信号を送って救助を待つ。このへんのことを思い出していたらなんかよくわからなくなった。ブラックホールの内側に突入なんてところもあったようだ。
もう一度見なければわたしにはわかりません。

監督・製作 ジョージ・ミラー、主演 シャーリーズ・セロン『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』

今夜こそスカッとするアクション映画を見たいなあ、この前のはゲームの映画化で走るシーンばっかりだったから、もうちょっとアクション映画らしいのをと探して見つけた。3年も前のだけど古く感じなかった。
『マッド・マックス』第1作が大好きで、メル・ギブソンの大ファンになって何度も見ている。特に一作目が好き。犬の缶詰を食べるところがおかしくて、いまだに冗談のタネになっている。

今回メル・ギブソンが年取ったから退いて、代わりのトム・ハーディは初めて見たが、雰囲気が似たいい男でよかった。もう一人の主人公フュリオサは女性でシャーリーズ・セロン。きりっとしていて素敵だった。

とにかく、前3作と同じように大掛かりでダイナミックで、あれよあれよのところがいっぱいで満足した。自動車や機械類がいっぱいで近未来的であるが、考えの中心は自然志向で納得できる物語である。
最初から最後まで楽しめた。

映画『トゥームレイダー ファーストミッション』

すかっとする映画を見たい病にかかっている。理屈のない終わってすかっとする映画笑。

で選んだのが今年公開されたアメリカ映画『トゥームレイダー』。元は世界的な人気のゲームなんだって。わたしはあらゆるゲームと無縁なのでよくわからないが、すごくおもしろい映画だった。

主人公の女性ララは資産家の相続人だが、受け取りを拒否してバイク便のバイトをして暮らしている。ものすごく大きなお屋敷が出てくるので、お屋敷好きのわたしはそれだけでヨシヨシだった。

父親が失踪してから7年、別れの言葉や表情をしっかり覚えているララは、父親の残した隠れ家を見つけ、父が卑弥呼のいる秘密の島を探すために出かけたのを知り、自分も旅立つ。

なぜか卑弥呼が話の中心になっていて、棺桶の中に横たわっている姿が出てくる。

悪い奴がはっきりしていて、暴力行為もさまざまで、あまりこういう映画にもゲームにもふだん縁がないから愉快に見られてよかった。監督 ローアル・ユートハウグ。

ホアキン・フェニックス主演『ビューティフル・デイ』

新しい映画が見たい。大作ではないやつが。そう思ってネット配信から見つけた映画だったが、気にいった。2017年製作、リン・ラムジー監督。失踪した少女の捜索で生計を立てている男が依頼を受けて調査をはじめると、依頼人が殺され娘はどこかへ連れていかれてしまう。めげずに調査を続けていくと殺されそうになり、自分の母親の死体と出会う。

暗い雰囲気で『セブン』を思い出した。孤独に彷徨う男の姿は『タクシー・ドライバー』を思い出させる。リアルな殺しや格闘場面があるけど、木々の葉が茂る山道の先の沼か湖の描写がよかった。

ホアキンは純な目の輝きがいい。最後に少女が「行きましょう」と声をかけるところがよかった。

めっちゃおもしろかった『オーシャンズ8』

『オーシャンズ8」をうちのパソコンで見た。目下のところまだ足が回復してなくて映画館に行かない、んじゃなくて行けないんだからしょうがない。うちの27インチのiMac バージョン10,14で十分楽しめた。

製作がスティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニー。監督・脚本がゲイリー・ロス。サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットほか美と演技力の競演でおもしろくてふらふらした。もう一回か二回見たい。

ケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

マット・ディロンとケネス・ロナーガンその他の共同製作。脚本・監督ケネス・ロナーガン。不運な主人公リーをケイシー・アフレックが演じてアカデミー主演男優賞を得た。

マサチューセッツ州のマンチェスター・バイ・ザ・シーという街で暮らしていたリーは思わぬ事件を起こしてしまい、街にいられなくなりボストンで便利屋をして細々と暮らしている。ある日、兄の死の知らせを受けて車で故郷へ帰るが、兄の遺書には息子のパトリックの後見人に指定されていた。

故郷の街マンチェスター・バイ・ザ・シーでパトリックと小競り合いがありつつ暮らしながら、

自分はここには住めないと見極めてボストンへもどるリー。

すごくいい映画で心を動かされたが、もう一度見たくはないなあ。