ケイト・ブランシェットがCIA捜査官『ハンナ』

金髪の美しい少女ハンナ(シアーシャ・ローナン)は人里離れたフィンランドの山奥で、元CIA工作員の父エリックと暮らしている。狩に行き動物を撃ち殺すが、苦しむ姿を見て心臓に届かなかったと反省する。格闘技を父にしこまれ16歳にして並外れた技を持つようになった。
ハンナはある任務を受けてヨーロッパへ旅立つが、父がCIAにいたときの同僚マリッサ(ケイト・ブランシェット)とその部下が執拗に追ってくる。CIA捜査官マリッサは頭が切れる女性で、冷酷な判断でハンナを追いかけ殺そうとする。

旅の途中で知り合った少女がハンナに惹かれ友達になろうといい、ハンナは初めて友達というものを持った。
父と会うのはドイツのグリムの家と決めてあると友達に打ち明けてハンナは出かける。そのあとにマリッサは友達を脅してグリムの家と聞き出しハンナを追う。

マリッサ役のケイト・ブランシェットは姿と話しぶりでCIAの切れ者とわかる完璧な演技。

U – NEXT配信の映画2本『ボヘミアン・ラプソディ』『クイーン ヒストリー2 1980ー1991』

評判の映画『ボヘミアン・ラプソディ』(監督:ブライアン・シンガー、主演:ラミ・マレック)をネット配信で見ることができた。その上に『クイーン ヒストリー2 1980ー1991』がついていたので直ぐに見た。すごく勉強になった。これで友達との会話についていける(笑)。2本連続で見て体は疲れたけど、気持ちは満足した。

わたしはこどものときからジャズを聞いてきて、最初は父親のスウィングジャズにつきあい10代になってクラシックに傾いた。50年代の終わり頃からモダンジャズにいった。ロックなんか知らんかった。70年代はフリージャズに夢中になっていた。レコードだけでなくジャズ喫茶のライブや海外のミュージシャンの演奏に一人で行っていたが、同行者ができてからは2人で行くようになった。彼もフリージャズを聞く人で、ジャズ喫茶の常連になりミュージシャンたちと仲良くなった。

そんなもんで、ビートルズは知っているが、ローリング・ストーンズはFMラジオでしか聞いたことがなかった。クイーンというバンド名は知っているが演奏は聞いたことがない。
そんなわたしたちが70年代の終わり頃にパンクロックに目覚めてコンサートに行くようになった。78年ごろに『ロックマガジン』の阿木さんを知ってロックマガジン社に出入りするようになり、これやこれやとニューウェーヴに開眼。79年末のロックマガジン社のイベント開催を手伝った。

昨夜、フレディ・マーキュリーの歌をはじめて聞いた。オペラのアリアのような歌いぶりに惹かれた。『クイーン ヒストリー2 1980ー1991』はクイーンについての教科書のようだ。ここには「1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート、ライヴエイド」でのフレディがたくさんある。
映画はもちろん良かったのだが、もひとついいことがあった。わたしらは1985年に「ライヴエイド」のテレビ放映を見ていたのだ。
85年は6月に夫が胃潰瘍で吐血して倒れ入院中だった。7月になって外出許可が出たので、その日を申告して家でテレビを見たのだ。久しぶりの自宅ご飯を食べて、猫と3者並んでテレビの前に座ったが、もちろんフレディのことは知らなかった。

昨日と今日はブログお休み

昨日はブログ休みました。引き続き今日もお休みします。
なにがあったかというと、アマゾンプライムで映画を見ていたからです。さぼりです(笑)。

昨日9日の夜は『ジェラシックワールド/炎の王国』を見た。第1作の『ジェラシックパーク』を思い出して混み合った映画館で見たことや、出ている俳優のことなど話し合って盛り上がった。せっかく1本見たのだから全4作見てしまおう、ネットで見られそうだ。

順番を整理すると、『ジュラシック・パーク』(1993 映画館で見た)『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997 未見)『ジュラシック・パークIII』(2003 未見)『ジェラシックワールド/炎の王国』(2015 昨日見た)となる。見ていない2作をネットで見られるのだからこの際見ておこうとなった。ということでいつもはブログを書いている時間を映画鑑賞に当てます。
これから晩ご飯食べて片付けたら見る。

ヨルゴス・ランティモス監督、コリン・ファレル主演『ロブスター』

ツイッターで知人が感想を書いていたのを読んだら興味がわきアマゾンプライムで見た。ちょっとSFでちょっと変わった作品と書いてあったとおり、タイトルがヘンだしどんな映画かなと気になった。

ヨルゴス・ランティモス監督(ギリシャ出身)の作品を見るのははじめてで、ちょっととっつきにくかった。冗談のようでもありSFのようでもあり、おもしろく見られる場面とあほらしくなる場面とがあって途中で少し飽きるところもあった。
ここで描かれる近未来社会は、子孫を残すことを強制的に義務付けられた社会である。そのうち日本もこうなるのかなと思わせるが、日本はきっとこのような即物的な形にいくまでにまず精神的に追い詰められていくんだろうなと想像してしまった。重く怖いSF映画だった。
それでも画面はいかにもアイルランドという感じの森の木々が懐かしいような気持ちを起こさせ息抜きになった。

コリン・ファレルの映画を見たのは3本目だけど、せっかく好きになっていたのに、お腹に贅肉がついちゃって・・・役に合わせて撮影前にしっかり体重を増やしたんだろうな。
レイチェル・ワイズ 、レア・セドゥはともに美してよくやっていた。

『ロブスター』はちょっとわかりにくい映画だったが、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017、コリン・ファレル、ニコール・キッドマン主演)と『女王陛下のお気に入り』(2018、オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ主演)を見たらヨルゴス・ランティモス監督のことを理解できるのではないかしら。

アマンドラ・ステンバーグ主演『ヘイトユーギブ』

前知識なしで見ることになったU-NEXT配信の映画『ヘイトユーギブ』がすごくよかった。正攻法で黒人問題を16歳の黒人の少女のまっすぐな目線で描いている。2時間を超える長い映画を涙ぐみながら見ていた。
16歳の高校生スターは両親と兄弟との5人で黒人地域で暮らしていて、学校は少し離れた白人地域の高校へ通っている。父は黒人地域で小さな食料品店を経営し、母は大きな病院の看護師をしている。父はつねに娘に黒人としての誇りを持つこと、誇り高く生きることを伝えてきた。
高校には白人の仲良しがおり、白人男子生徒から付き合いたいといわれている。
スターは週末に出かけた黒人ばかりのハウスパーティーで、幼馴染のカリールに会う。彼に車で送ってもらう途中で白人の警官に車を止められ、カリールは手に持ったヘアブラシを銃と間違えられて射殺される。スターは事件の目撃者となってしまったが、マスコミはカリールをならず者扱いし、警官の行為を正当化したため警官は起訴を免れた。地域住民たちが抗議活動をはじめるが、やがて沈黙する。
カリールの無念を晴らすのはわたししかいない。スターは立ち上がる。
スターを演じているアマンドラ・ステンバーグが素晴らしい。
立ち上がった彼女はメガホンを持って群衆に呼びかける。応じてデモに参加した人々に襲いかかる警官たち。スターの父の店には火がつけられる。
最後のいままで抑えていた髪を解放しカーリーヘアにしたスターが生き生きと行動しているシーンがよかった。
2018年のアメリカ映画、129分 監督ジョージ・ティルマン・ジュニア、
原作 アンジー・トーマス『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ』(岩崎書店)

恋愛映画にうつつをぬかして肩も腰もだるい

税金の申告書をせっせと片付けたせいか疲れがいまごろになって出てきた。疲れたからと休むのではなく、昨夜は開放感で映画を見た。こういうことが心に良くても体にあかんのかな。

大好きで4・5回見ているアンソニー・ミンゲラ監督『イングリッシュ・ペイシェント』は1996年製作のアメリカ映画。恋におちる二人がレイフ・ファインズとクリスティン・スコット・トーマス、そしてジュリエット・ビノシュが看護師役でとても素晴らしい。コリン・ファースがちょこっといい役でなく出ているのを発見。上映時間2時間42分だからがんばって見てたら疲れる。終わってからの余韻がいいんだけど話しの結末はつらい。

結局、夜のストレッチはさぼってしまった。そういえば午後のストレッチを忘れていたので、これはあかんと今日は2回分やった。こういうことは毎日やらんとあかんのにね。
晩ご飯の後片付けをしてたらきつい肩こりを感じて、あわててサロンパスを貼った。腰もだるいしナンギなことである。ええトシして恋愛映画にうつつを抜かしてるんやからしゃあない結果である。

マーク・ウェブ監督『さよなら、僕のマンハッタン』

昨夜は先入観もなにもなく「映画見ようや」「今夜はこれ見るから」というわけで、ご飯後にすぐ見始めた。タイトルは聞いたがすぐに忘れてしまった。先入観なしではじまったが、主人公の青年トーマス(カラム・ターナー)が爽やかですぐに好感を持った。
「ウッデイ・アレンみたいな映画やな」といいつつ、青年と彼に近づいてきた初老の男(ジェフ.ブリッジス)の会話を楽しみ、ガールフレンドとうまくいけばいいのにねと応援していたが、いろいろあって物語はドラマティックに展開する。

時代のせいか、作家の資質のせいか、マーク・ウェブ監督はウッデイ・アレンのようにとんがっていなくてよい。問題が起こってもちょっとナンギやなといった感じで見ていた。
「ニューヨークはええなあ、マンハッタンもブルックリンもええなあ」と行ったことないのに羨ましがっている。映画見て羨ましがってもしゃあないけど、おうちでの食事もお店でのパーティも、みんなおしゃれして、仕入れておいた会話を楽しみ・・・こんなんやりたいけど・・・わたしはやっぱりおうちごはんがいちばんのような気がする。気分は内向き。

テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴの『アンコール!!』

ツイッターでタイトルを見かけてメモっておいて、あとで検索したらテレンス・スタンプ主演だって。もういっこ驚いたのはヴァネッサ・レッドグレーヴも出ているって。お二人とも長いことご無沙汰していたが大好きな俳優である。テレンス・スタンプは『コレクター』、ヴァネッサ・レッドグレーヴは『ジュリア』を封切で見ている。二人ともブルーの瞳がきれい。監督ポール・アンドリュー・ウィリアムズは若い人で俳優や脚本もこなしているそうだ。

そんなことより、映画がはじまってすぐ、アーサー(テレンス・スタンプ)が車椅子に妻マリオン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)を乗せて歩いているシーンがあり、うちらは「あれ、あれ」と呆気にとられて叫んだ。アーサーが押している車椅子がうちのと同じなのだ。小さな車輪がついていて一人が座れて一人が押す簡単なやつ。解説を読んだ相方が「アーサーは俺と同じ年や。車椅子も同じやんか」と叫んだ。映画が始まっているから二人で大笑いしたまま画面にもどった。うちの車椅子は背もたれと座席がきれいな紫色の布で覆われている。ちょこんと小さなわたしが座って膝掛けをかける。マリオンは大きいから上着や膝掛けが車椅子からはみ出している。それが可愛いヴァネッサ・レッドグレーヴ、たいした女優さんだ。

毎日アーサーはマリオンを車椅子に乗せて買い物に行き、コーラスの練習場まで送るが自分は中に入らず、外でタバコをすって待っている。
コーラスの先生や仲間に無愛想なアーサーにマリオンは慣れていて受け入れている。ひとり息子がひとり娘を連れてやってくるが、アーサーは来るなという。子供の時から気が合わない親子なのである。

マリオンは癌で化学療法かアイスクリームとポテトを食べて2ヶ月の命かと病院でいわれて、好きなものを食べる選択をする。
アーサーが優しく看取り、マリオンは楽しい夜を過ごした後で亡くなった。

独り者になったアーサーをコーラス団「年金ズ」が受け入れる。それがなかなかストレートにいかなくて笑わせる。実はアーサーは歌が上手いのだ。

最後はおきまりのハッピーエンドだが、笑わせてもらったし、イギリスの年金生活者の暮らしぶりを知ったし、わたしはよしとする。うらやましいよ英国の年金生活者。マリオンとアーサーの住む家は簡素で家賃安そう。

3本の映画を見て思ったこと 『コンスタンティン』『ヒアアフター』『さざなみ』

最近は映画にご無沙汰していたが、ツイッターでキアヌ・リーブスファンが『コンスタンティン』を話題にしていたので見たくなりすぐに見た。どっちかというと好きな映画だが、ちょっとしんどかったかな。キアヌ・リーブスは美しいしティルダ・スウィントンは他に類のない女優だし、文句のつけようがないが、しいていえば重かった。

実は『コンスタンティン』を見る前に『さざなみ』を見ようとしていて、『ヒアアフター』に遭遇してしまい、こっちのほうがよさそうと思った。ややこしい笑。誰が監督かも気にしてなくて、見終わったらクリント・イーストウッドだった笑。二度見たけど全然飽きなかった。

後半で出会うことになる主人公たち、霊能者ジョージ(マット・デイモン)、臨死体験を本にしたジャーナリストのマリー、一卵性双生児だが一人が死んでしまった孤独な少年の3人がロンドンで出会う。出会いの場がディケンズ博物館というのもうれしい。
少年を預かった里親が細かい配慮をしているところにも感心した。

ジョージとマリーが抱き合って映画は終わるけど、このさきの心配はしません。二人はうまくというか、愛し合い話し合って進んでいくと思うから。
いい気持ちで映画が終わってよかった。

それに対して期待を持って見た『さざなみ』だったが、もひとつピリッとしなかった。なんか生活が裕福すぎる。そういう生活を肯定的に見せているところが気になる。裕福でも貧乏でも前向きな暮らしってあるはず。

シャーロット・ランプリング主演『さざなみ』

封切り時から見たいと思ってた作品(アンドリュー・ヘイ監督)をようやく見た。シャーロット・ランプリングの若い頃の映画はけっこう見ているが、最近は名前も忘れていた。さっきまで期待に胸膨らませて見てたわけだが、もひとつだったな。
結婚して45年目の夫婦は記念パーティをすることになっていて、着るものやメイクなどにも配慮しないといけない。病気をしてちょっと気持ちが弱っている夫をいつも気遣っている妻だが、いまになって夫には自分と知り合う前に愛していた女性がいたことがわかる。スイスの氷山で行方不明になっていたのがいまごろ遺体が発見されたのだ。

いつも夫のことを気遣いつつ暮らしているのに、夫は過去の恋人のことで頭がいっぱいになっている。郊外のゆったりした家で呑気に暮らしているのに、心の中に風が吹き荒れる。