室生犀星『山吹』のふたり

道を歩いていているときにちょっと脇へ寄ってなんとなく空を眺める。青い空に白い雲が浮かんでいたらラッキー。運良く昼の月が見えたら気分がよい。雨雲が見えたり向こうのほうが曇ってきていると、雨になるから帰って洗濯物入れなくてはと気がせく。

夕方には月が見えないかなとぐるっと空を見渡す。天文の知識がまるでないから見えたらラッキーというだけだ。うちのベランダからは西から南方面と上空が見える。お月さんが西にあればいうことないけど、この半月ほど見えたことがない。時間をずらせば見えるだろうが、夕方から深夜にかけては全然見えない。寝坊だから家で明け方見るのは無理である。徹夜で遊んだ帰りに明け方の月を見るのが好きだが、この頃はそれがないので寂しいかぎりである。

月と木星がセットで見えてたときが懐かしい。あれは春か夏のことだったかな。
「月齢カレンダー」を見るのが好きだが、参照しようにも月が西の空に見えないのだからしょうがない。月にまつわる話をあれこれ読むばかり。俳句や和歌を読んで気持ちをうろうろさせる。

思いがたどるところは、室生犀星『山吹』。ふたたび会えた男女は都でいっしょに住むようになるが、おとこが病いの床につきさきが長くない。ふたりは月を眺めている。千年あとでも、ひとは月を見て語るのだろうか、とふたりは語り合う。
『山吹』の男女が語り合ったときから千年経っているかしらないけれど、いま、月を見て同じことを思ってますよとあのふたりに伝えたい。

今日は寒かったが

昨夜は遅くなってから映画『ハンナ・アーレント』(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)を見た。当然寝るのが遅くなったが、興奮してしまい眠つけなかった。お風呂に入ってウィスキーをちょびっと飲んでも眠れない。哲学者ハンナ・アーレントの凄みと強さが頭をぐるぐる。
あれだけのユダヤ人たち知識人たちからものすごい批判を一身に受けて真っ向から自説を述べる。その説をきちんと読まなくてはいけないと思った。知ることが第一歩だ。

そう決心して明け方眠りについた。今日木曜日は姉の家に行く日なので早めに起きた。疲れていても約束してる。ビルから外に出るといきなりすごい冷たい風にさらされた。タクシーの運転手さんが車に乗っている間は暖かいですよって。姉の家への来訪8年目にして、タクシーを利用している。梅田で姉の買い物をしてまたタクシーで、どっこいしょ。

いつも帰りに時間が合って乗るタクシーの運転手さんがこれおいしいよとクロワッサンをくれた。クロワッサンで有名なパン屋があるんだって。ご飯のあとでコーヒーをいれて食べたら気持ちが温もった。なにかお返しをしなくては。

楽しい食事、話題はアフリカ

夕方Kさんと相方と3人で食事の約束をしてあるので急いで支度して堀江へ出かけた。
アブサンで美味しいお酒と地中海料理を食べながらおしゃべり。気を使わないでゆっくりとしゃべって食べて、楽しい夜だった。Kさんの話し上手で聞き上手を見習いたいものだ。

話題はあちこちしたけど、アフリカの話が主になった。うちらは雑誌『WIRED』の特集記事「ワイアード、アフリカにいく」からの話題や質問だったけど、Kさんの話は現実のアフリカだから重い。アフリカの現在の様子がわかってすごく勉強になった。
Kさんの娘婿さんが来日して空港で娘さんと喜びの再会をした動画を見せてもらった。「愛」が二人の姿かたちになって表現されていた。

そそっかしい

いいトシだからちょっと落ち着いたらいいのにそそっかしくてしくじる。そそっかしいからよく転ぶ。アップルストアの階段、御堂筋心斎橋の歩道とおしゃれなところで転んだのが自慢の情けない人である。
ここんとこ歩くときはずいぶん気をつけている。足の具合が悪くて早く歩けないせいか転ぶことはないが歩みがのろい。今日もゴクラクさんに左足のふくらはぎに問題があるといわれた。よく捺してもらったのでいまは普通だが、昨日は難儀だった。

からだの落ち着きのなさはともかく、こころの落ち着きのなさは困ったものだ。からだが落ち着かないと心も落ち着かないのよね。慌ててメールをしくじる。それでまた大慌てで謝る。ほんまにそそっかしくて情けない。
明日は姉の家に行く日。デパ地下で滑って転ばないように。お金の計算を間違えないように。

毎日在宅

毎日在宅とはいえ、3連休の午前中はぐっすり寝ているから在宅は午後から(笑)。いくら寝るのが遅いといっても、よくここまで熟睡できるものだ。電話がなってたけど無視して寝てた。毎日7時間から8時間寝てる。よく食べよく寝る元気な子。なんて笑っていってるけど、疲れ目と膝痛と肩凝りに悩まされている。

連休三日目、ようやく夏から秋の洗濯物が片付いた。あとはカーテンを残すのみ。炊事や買い物はやってもらってるが、洗濯や片付けはわたしの仕事。

かなり片付けたつもりだが、まだまだ片付いてないのが本だ。知り合いに読書家というか愛書家が多いが、みんな本をどうするんだろう。遺された妻子のことを思って整理しておかないんだろうか。こういうときって、男性の立場になってしまう(笑)。うちの場合は遺された夫です(笑)。ほんま、迷惑かけたらあかんから捨てられるものは捨ててしまおう。

夕食後のラプサン・スーチョン

30年くらい前のこと、いっとき紅茶に凝ったときがあった。というかアメリカ村のネパール料理の店にあるネパールのお茶がおいしくて、そこで飲むだけでなく買ってきて家でも飲んでいた。いまはイラム茶としか覚えてないが好みだった。店の人がネパールに行ったときに仕入れてくるので、いつも売っているわけでない。そんな付き合いから紅茶談義の相手に選ばれて、いろいろ知識をもらったがみんな忘れてしまった。覚えているのはラプサン・スーチョンで、いま飲んでるみたいな上品なのでなくて強烈な味と香りにおどろいた。

プーアル茶もその独特の香りが気に入ってよく飲んだが、濃いめな色合いの小ぶりな急須と湯飲みがよく合うので、いっときは茶器にも凝ったものだ。旅行好きの友人が台湾や中国の土産に持ってきてくれたお茶もうまかった。そうそう烏龍茶用の高級茶器セットをお土産にもらったが、大事にしすぎてあまり使ってない。生きているうちに烏龍茶を買ってきて淹れて飲もう。

毎日飲んでるのはダージリンだが、最近またラプサン・スーチョンがうまく感じるようになった。二杯目に生姜をすって入れている。

寒さ対策しなきゃ

ここ数日は寒くはあるがそんなにと思っていたらやっぱり寒かったようだ。昨夜になって羽毛布団を出して合いの上掛けと取り替えた。そしたらすごーくよく眠れた。ぐっすり眠って今朝はいい気分。でもなぜか膝が重い。
午後から出かけたらほんまに足が重くてまいった。途中の公園のベンチで一休みしてこどもたちがボールで遊んでいるのを眺めていた。子供は元気やなあ。
帰っておやつの柿を食べたあと、暖房をつけて晩ご飯にしたらゆるゆる治ってきたみたいで、重さを感じなくなっていた。あの重さは冷えからきてたのかと反省。とにかく暖かくすること、下着も上着もおしゃれより温かさ優先にすべきを実感した。いくら頑張っても体が効かない。なにごともスケジュール通りにいかないのだから。

そういえばさっきスーパーの前で早くもダウンコートを着ている人を見た。いくらなんでもまだ早いと思うが、寒がりさんかもしれないと思い直した(笑)。そのあとは道ゆく人々のファッションをゆっくり見たがダウンの人はまだいなかった。昨日の東京はダウンにふさわしい寒さだったようだが、大阪はもう少ししてからやね。

秋の長雨

「秋」がつく言葉っていろいろあるなあ。「中秋の名月」がすんで、いまは「秋の長雨」の最中である。先週までは寒いとき暑いときがあってぶうぶういってたけど、花屋さんには「秋の七草」が並んで「秋の風情」が味わえた。街中でも家の前に曼珠沙華の鉢植えを置いている家があり、歩いていると金木犀の香りが漂ってきて「秋やなあ」という言葉が口に出る。

昨日は降るような降らないような曇り日だったが、今日は朝から降っている。いまも降っているし、明日も雨らしい。こればっかりいってるが、「洗濯物が乾けへんからナンギ」である。着るものが増えたり厚くなったりで洗濯するのがたいそうになり、乾くのに時間がかかる。部屋干ししてるけど、これがまたなかなか乾かなくて。乾いたと思うと畳む間も無く着替える。

でも迷惑ばかりではないよね、秋の長雨は風情がある。窓を開けると道路が雨水で光っていて、信号の色が映えてきれいだ。続いて走っている自動車のライトの点滅もきれいである。
モンクばかりいわないで、この長雨の情緒を満喫しよう。秋たけなわやん。

秋の楽しみ

この3日ほど暑い日が続いている。先週寒いほどの日があってあせったが、また暑くなってほっとした。今日も暑かったが、そろそろ涼しくなってほしいなあと身勝手なことである。

姉の庭の萩が8月半ば過ぎから咲き出して弧を描いた枝についた満開の花がすごくきれいだった。花の宴をしようと思ったら蚊の襲来で無理だったが、花瓶にさした花のもとでお茶して満足した。近所の人にも切ってあげて喜ばれた。けっこう長い間楽しんだけど、今日は庭仕事のあとで咲き終わった枝を切り落してゴミ出しした。花の命は短くて・・・。

今日は仕事の塩梅で午後から相方と二人で姉の家に行ってきた。
古くからある衝立てのスノコのようなのを外して山水画に入れ直した。家のあちこちのすだれを外した。そして萩の世話。
これから咲くのはホトトギスでつぼみがいっぱいついている。その横で水引草がたくさん赤い花をつけていたので切って仏壇に供えた。
気がつくと水仙の芽がたくさん出ている。来年の春はたくさん咲きそう。

晩ご飯はビールと日本酒、野菜サラダ大盛りと茹でた海老のタルタルソース添えと牡蠣フライと京都の野菜弁当と量が多く選択がよかったせいで、心地よく満腹した。お茶に最中。帰ってからコーヒーとクッキー。

3連休終わる

3連休が終わった。いい天気で暖かく楽しい休みを過ごしたという人も多いだろう。わたしはなーんにもせず、どーこにも行かず、人にも会わずに、ぼーっとして過ごした。休み前が雨だったから洗濯物がたまっていたので洗濯はいっぱいした。干した衣類が風にたなびくのを見て幸せな気分になった。
3日ともお昼前まで熟睡していて結果は夜の3時まで読書とネットと夜の長風呂。夜のお風呂は気分良い。暑くも寒くもなく快いお風呂でうたた寝したり。

そうそうちょっとは働いた。家の掃除をして冷蔵庫をきれいにした。そして先日からかかっている仕事、本棚をしつらえて押入れから徐々に本を並べる作業中。本を点検して捨てるのと置いとくのを決めるのが一仕事。驚くようなものはないが、懐かしいのはあって、これは日にちのかかる作業になりそう。年内にやってしまいたい。

明日は姉の家で住まいを冬モードにする手伝いをする。日本家屋なので毎年の用事を片付けるのが一仕事。終わってから晩ご飯をいっしょに食べる予定。