松尾大社(まつのおたいしゃ)という名前くらいは知っていたがどこにあるかも知らず、楼門ライブのフライヤーをもらって古風でモダンなデザインに惹かれた。またこういう場所でのYA△MAさんのDJも聴きたくて、最近クラブに興味を持ち出したY嬢を誘って行った。
阪急電車の桂で嵐山行きに乗り換えて松尾で下車。駅を出るとひろびろとした道からすぐ大きな赤い鳥居がある。まず駅前食堂で腹ごしらえして、鳥居をくぐるとまた鳥居があって楼門にいたる。せっかく行くのだから神社の見学をしようと楼門をくぐった。昔からの信仰の場なのだ。いま検索したら701年勅命により現在地に社殿を造営とあった。背後に松尾山がある神社は神々しい。お百度を踏んでいる人がいる。
お酒の神様でもあるようで境内に大きな酒樽がおいてある。お酒の資料館は4時までということで見られなくて残念。
ぼつぼつ人が集まってきた境内にYA△MAさんがお子さん2人といた。話しているうちにY嬢が来たので紹介した。
だんだん暗くなってきてライブがはじまった。石畳の上に防寒用に持っていたショールを敷いて座った。だんだん寒くなる。寒いから気をつけてと言われていたので、ショールのほかパーカとカイロを持って行ったのが役に立った。Y嬢がそこだけ電気がついて明るいところでお酒を買って来てくれたのをいただいたら体の中から温まってきてありがたかった。
ライブがそこそこやったところで、DJ YA△MAさんが登場。この場に合った一種神々しい音からモダンな音へと変わっていく変幻自在な音に酔った。月が上ってきて、真上には星が光って、寒いというより冷えてきた。DJ KAZUMAさんに替わったら宗教性が強調されているような感じで、ふわ〜っと揺れる。最後は aMadooのライブ。だんだん座っていた人たちが立って踊りだした。
夜の野外だから5時半から9時前までちょうどいい時間だった。月光の下でのライブ。楼門にライトがあたって神秘的。大きな木があって後ろの山もぼんやり見える。暗くて人の顔を判別できないほどだ。
帰りに空を見上げたら月とともに木星が輝いていた。うちから月を見るとビルの上になるが、ここでは木々の上である。風情があるわ。
京都からの特急電車が満員で普通に乗って本を読みながら帰った。地下鉄御堂筋線のホームに降りたら、なんと朝から他のイベントに行っていた相方とばったり。しかも、わたしと会う前に松尾に行ったカップルと会ったんだって。kumikoさんかと思ったんやけどとのことだった。やっぱり暗かったせいね。