どこへ行くのも、と言ってもそんなに行ってないけど、持ち歩いてストーリーを追って一度目を読み終わりいま二度目を読んでいる。ようやく登場人物のつながりがわかってきて、壮大な物語の中にいる。
重病の女性に人探しを頼まれたが、それはルーサー・キング牧師の時代にさかのぼる。当時、ヴィクの父トニーは真面目な警察官だった。ヴィクにとって知らなかった堪え難い過去が甦る。
ヴィクもコントレーラスさんもロティもマックスも年を取った。でも、みんなそれぞれの生活や活動を続けていて、いやがらせやおどしから一歩も引かないのは相変わらずだ。犬たちも元気で、おなじみの警官たちも働いている。
そして、身を張って真実を追究していく姿は若いころと変わらない。今回は若い従姉妹が出てきて、娘と間違われることが多いが、その度に「従姉妹です」と訂正するのが微笑ましい。もうちょっとで二度目を読み終わる。