アンヌ・フォンテーヌ監督『ココ・アヴァン・シャネル』

シャネルを描いた映画は4本あるそうだが、今夜はそのうちの1本『ココ・アヴァン・シャネル』(2009)を見た。『アメリ』のオドレイ・トトゥがシャネルをやるということで興味津々。

貧しい姉妹(シャネルは妹)が面会に来ることのない父親を毎日曜日孤児院で待ちながら過ごす。成長したふたりは夜は酔っ払いの兵隊を相手にナイトクラブで歌い、仕立て屋の隅でお針子として働く。懐具合のよいバルサンは兵役を終えると帰ってしまうが、ココはパリへ出ようと足がかりにバルサンの家(大邸宅)を訪ねて居候になる。
乗馬服を器用に作り、馬に乗ることを覚え、競馬場のファッションを知り、自己流の帽子と服で目立つ。
フランスの大邸宅の屋内と庭園の豪華さにため息。
バルサンのイギリス人の友人と恋に落ち、海辺に連れて行ってもらうが、彼は実は貧しくて大金持ちの女性と結婚するところだった。

シャネルの凜とした生き方が描かれていて、応援しながら見ていた。最後は成功した彼女のコレクションの場面、感動した。