久しぶりに映画を見ようということになったが、秋だしSF映画や暴力ものはやめよう、軽くない恋愛映画はないかなと探した。リドリー・スコット製作で「トリスタンとイゾルデ」があったはず。そのうち見ようと言っててまだ見てなかった。
「トリスタンとイゾルデ」の物語は有名だし本もいろいろ出ている。わたしの持っているのはローズマリー・サトクリフの「トリスタンとイズー」(1971年 井辻朱美訳 沖積舎 )。何度も読んで大切にしている。
こういう古典という感じの映画だと思って見たら大間違いで、活劇シーンが多くて恋愛映画と言い切れないのが残念だ。
そして媚薬が出てこないのもちょっとがっかりだった。傷口に薬は塗ってあげてたけど。媚薬がなくても、二人は宿命的な恋に落ちたからそれでいいのか。
トリスタンをやってるジェームズ・フランコがすごく端正な美男子でよかったし、ソフィア・マイルズのイゾルデも気品があった。