クリント・イーストウッド監督の2003年の映画。当時とても評判が良かったがわたしは見ていない。デニス・ルヘインの原作も読まず、どんな映画かなとは思っていた。
特典映像まで見せてもらった。特典のほうにはイーストウッドのけっこう長いテレビインタビューも入っていてファンとしてうれしいかぎり(10年も前のものになにいうてんねん-笑)。映画を見始めたのは10時前でオマケまで見ていたら1時半になろうとしている。
なんかもうすごく深みのある映画だった。俳優たちがそれぞれぴったり役にはまっていて息もつかさぬとはこのことだ。
ボストンの一郭で暮らしている3少年ジミー、デイヴ、ショーンは道で遊んでいてホッケーのボールを下水に落としてしまう。手持ち無沙汰で道路工事がすんだ生乾きのセメント面にそれぞれの名前を印す。そこへ警察のふりをして現れた男がデイヴを車に乗せて連れ去る。デイヴは小児性愛者に暴行されて4日間を過ごして逃げ帰った。
それから離ればなれになって25年間、ジミー(ショーン・ペン)は2年間の刑務所暮らしからもどってからは最初の結婚で娘が1人といまの妻との間にも1人いて、裏社会とのつながりは持っているものの地味に雑貨店を営んでいる。
デイヴ(ティム・ロビンス)も妻と息子と地味に暮らしている。しかし連れ去られた4日間に受けた心の傷は消せない。
ショーン(ケヴィン・ベーコン)は刑事になったが、妻が家を出て行ってたまに電話があるのを心待ちにしている。部下の女性警官の誘いも受け流してひたすら待っている。