本を読みすぎ

午後からつるかめ整体院に行った。今日も「この凝りは本の読みすぎからきている」と言われて笑ってごまかしたが、ほんまに目からくる肩こりでしんどい。
「ああええ気持ち。気持ちようなったから帰ったら昼寝するわ」といい、ほんとにそう思って帰ったのだが、コーヒーをいれて『クロワッサン』を拾い読みをしていたら目が覚めてきた。もう昼寝はあかんなと諦めてパソコンの前に座った。わたしの居場所はベッドかテーブル前の椅子かパソコン前である。

四方田さんの本『人、中年に到る』に「本と娼婦」という章がある。
「ベンヤミンによれば、どちらもベッドに引き摺りこむことができる。どちらも並んでいるときは大人しく背中を見せているだけだが、ひとたび夢中になってしまえば、昼と夜の区別がつかなくなることがある。」とある。
娼婦は知らんが本はそのとおりで、読み出したらきりがない。昨日もおとといも遅くまで四方田さんの本を読んでいた。

いままでわたしの読書は翻訳ミステリを中心にしてきた。その他に漱石や川端康成や谷崎潤一郎を繰り返し読んでいる。半七捕物帳も。最近は吉田喜重監督の本とか映画関連も。そこに雑誌がおもしろく、そして四方田犬彦がおもしろい。ああどないしょう、と言いながら喜んでいる。