岡田春生『教育よ、国を滅ぼすな—百草頭上無辺春—』(1)

著者の岡田さんはヴィク・ファン・クラブの名誉会員である。20年くらい前にヴィク・シリーズを読んですぐに会員になられた。そしてすぐに東京から例会に来てくださった。いま97歳なので77歳から80歳くらいのときだ。ヴィクとわたしたちがおもしろいと例会には二度来られた。その後は行きたいけど腰を悪くしていると便りがあって、それからは会報の原稿が送られてきた。VFCサイトを作る話が出たときはカンパを送ってくださった。なにかあると励ましてくれた。
ご夫婦で有料老人ホームに入られてからは会報を送ってお互いに元気なことを知らせあっている。
サラ・パレツキーの本を仲立ちにたくさんの方と知り合ったが、ヴィク・ファン・クラブとわたしについて岡田さんがいちばん興味を持って関わってくださったように思う。

2009年4月に「もう一度 坂の上の雲を—陰謀の幕末史と現代(小楠、海舟、具視)—」を出版されたのをいただいた。幕末、明治維新の難局をどう切り抜けてきたかという内容だ。岡田さんの日本のこれからを危惧する思いがつまった本だ。

「教育よ、国を滅ぼすな—百草頭上無辺春—」は岡田さんの自叙伝で今年の8月に発行された。いままでばらばらに聞いていたことがつながった。
本の紹介は明日書きます。