「ダークナイト」を見たら「バットマン ビギンズ」はこの映画の前編なんだなとわかった。ものすごくおもしろくて熱中してしまった。地方検事ハービー・デントが見たことのあるいい男だなと見つめているうちにわかった。「抱擁」のアーロン・エッカートではないか。ジョーカーにやられて命は助かるが顔半分大やけどを負う。美しい半分と皮が焼けただれて骨や歯や目がむき出しになった顔で、レイチェルを誘拐した者たちを追う彼が哀しい。
ゴッサムの街角にピエロのマスクをして男たちが集まり銀行を襲撃する。それぞれの仕事が完了するたびに仲間に射殺される。ボスであるジョーカーの指令は「用済みは殺せ」である。最後の一人が仮面を外すとその顔は隈取りされてピエロの顔である。赤く塗られ広く避けた口が笑っているよう。彼がジョーカー。
ジム・ゴードン警部補はバットマンにジョーカーの映像を見せる。最後まで争うことになる仮面の二人。
新任検事ハーヴェイ・デントが着任する。若くて正義感あふれた彼はゴッサム・シティの治安回復を目指して活躍をはじめる。元気いっぱいの彼にレイチェルは惹かれる。二人がレストランで食事をしていると、ウェインがボリショイ劇場のプリマとともにくる。そしてデントの地方検事への資金援助を約束する。
ウェインの会社と中国の企業との合弁事業計画があるのだが、ウェインが会社内容を調べた結果中止させる。ラウ社長は香港へ逃亡する。
ウェインは船に乗りクルーズを楽しんでいるように見せて、途中で海へ飛び込み水上着陸した飛行機に乗って香港へ向かう。
それからの香港での行動はあれよあれよと言ってる間にどんどん進んでいってよくわからなかったです。携帯電話がカギになってた。
なんだかだあってラウ社長は「ゴードン警部補まで配達」と納付書がついてゴードンのところへ。
このあたりからストーリーと映像を追いかけて無我夢中(笑)。仕掛けが大き過ぎる。
猛スピードの暴力シーンと爆音がいっぱい。はらはらどきどき。
すごーく暗くて重くて気持ちよい映画だった。