今日は西山カルテットの演奏日と思い込んでSUBへ行ったら来週なのだった。名盤を聴く夜とのことでチャーリー・パーカーやクリフォード・ブラウン&マックス・ローチのレコードを聴きながら、居合わせたドラムの弦牧さんとベースの松元さんとおしゃべりした。早めに帰ろうと思ったのだが、ふだんあまり会話したことのないふたりに質問したり、コーヒーを飲みながら3時間近く話し込んだ。
わたしは音楽を聴くばかりなので、音楽をやるひとが羨ましいし、なぜ音楽をやっているのか興味がある。会話はアラトーリ(歳森彰)さんの「無音ストリート」をわたしが京都まで聴きに行った話からはじまって、いろいろと寄り道しながらジャズをいまやっていることについて。
弦牧さんの演奏は毎月一度は聴いているが、いつもいろんな可能性を探っているように思える。もうちょっとしたら、なんて聴いているほうは好きなことを言っている(笑)。
松元さんが指を怪我して8カ月間の休養をしたときの話はうなづけるものがあった。結果的にちょうどいい時期に怪我をしたというか、その8カ月の間に得たものが多かったそうだ。そして治癒してから演奏にもどっていい演奏ができたことがうれしかったそうだ。そんな話がぽつりぽつりと出た。わたしは松元さんのベースを弾くほっそりとした繊細に動く指が好き。