わたしの行動範囲はとても狭くてほとんど歩きですむ。歩く以外は地下鉄とバスで足りていた。最近は高齢者と認められて「敬老優待乗車券」を使っている。ところが膝の具合がもひとつで階段の上り下りと長時間歩くのが厄介になり、最近はタクシーを利用することが多くなった。大阪市内をちょこっと行き来するだけだからお金はしれている。姉の家に行くときの交通費は支給されてるし。
ぱっぱと流しの車を止めたりと、なかなかすばしこい都会っ子やなあと思う。そして、運転手さんとの会話がおもしろい。
今日は姉の家からの帰りにタクシーを止めた。道順を説明するとき、「イナロク通りまひょか」と聞かれた。イナロクはなにと尋ねたら、国道176号線のことやった。梅田新道交差点を起点として福知山に至る道路のことだって。大阪の北摂、兵庫県は丹波や篠山、京都府は宮津、福知山と運転手さんはイナロクが通過する町を鮮やかに説明してくれた。実はわたしは176号線を先日法事で姪の家に行くのにいままで電車だったのでタクシーで説明するために地図を調べて知ったんだった。
30年間を事故なしできたという運転手さんはこの時間のここは混んでるとか把握していて、渋滞全然なしでしかも近道を通って運んでくれた。