『剣客商売』16冊を手放す

物を持たないようにしようとしてもなかなかできないものだ。うちの場合は本くらいだけど、処分してもまた買うからなかなか減らない。
もう一度読むかを検討して読まない本は捨てることにしているが、いざとなるとなかなかできない。
池波正太郎の大好きな本『剣客商売』は、何度も読んだから出すことにした。
捨てるのはためらうし、売るには紙が疲れているようで、そんなことを考えていて、そうだ、つるかめさんに聞いてみようと思った。持ってるかもしれないけど、持ってなかったら絶対ほしいはず。
先日整体してもらっているときに聞いたら1冊だけ持っているそうで、全部もらってもらうことになった。両方が得な話になってやれやれ。ただし、うちには16冊のうち第1巻が欠けている。つるかめさんが持っているのがこの第1巻だったらいいんだけど。

本の中から1冊引き抜いて読んでみたがおもしろくてたまらない。『鬼平犯科帳』も好きだが、最近はこっちのほうが好きだ。でも、最後のほうを読むのはしんどい。田沼意次の生涯を知っているだけにつらくなる。
今度の予約日までに読めるだけ読んでから持って行こうか。それともすぱっと割り切って明日でも届けようか。考えるところ。