思い出せば3ヶ月ほど前から1本の歯から黄信号が出ていて、いまは危険信号に変わりつつある。毎日目が覚めて起きている時間中心配がやまない。奥歯の右上一番奥の大きい歯がぐらついている。食べたものがぶつかると痛い。気をつけようとしてもちょっとした合間の出来事なのでぶつかってから「痛い!」となる。ときどきは舌で歯をころがすようにしながら遊ぶというか、ひまつぶしをしている。
歯医者に行けば治るというのはほんとじゃなかった。もともと悪かった歯だから自然に抜けるのを待ちなさいと歯医者さんにいわれた。そんなもんで4本抜けたままのわたしの口中である。歯が抜けるのに痛みがなかったのがもうけものか。さきざきどうなるのやら。
たしか60歳で20本という言葉があって、わたしはせっかくその関をクリアしたのに次の関門があったのであった。この先どんな関門が現れるやら。楽しみに生きていこうとは、いけずな人生観やなあ。