1968年製作、1969年日本公開、上映時間165分、製作がイタリア・アメリカという大作なのに存在を知らなかった。69年は忙しかったもんなといまごろ言い訳している。69年はジャズと芝居とデモやったからかな。日本で大ヒットしたそうだが、まるっきり知らなかった。
監督がセルジオ・レオーネ、音楽がエンニオ・モリコーネですよ。
原案にベルナルド・ベルトリッチの名前がある。ウキペディアにはレオーネの自宅で『真昼の決闘』や『大砂塵』など西部劇の名作を鑑賞しながら『ウエスタン』のプロットを練っていたと書いてある。
アマゾンプライムにあるのを知って見たのだが、セルジオ・レオーネにこんなんあったかなというくらいボケていた。
アイルランド人の一家、父と3人の子どもはしっかり働いて土地を手に入れ家を建て、家庭を築いていた。父はニューオーリンズで知り合った女性クローディア・カルディナーレと結婚して、その日は彼女がやってくる日である。迎える準備をしていると何者かに銃撃され一家は全滅する。カルディナーレは列車で到着一人乗り馬車で家に急ぐが途中で御者が酒場に入ったので付き合う。
そこにいたのがチャールズ・ブロンソンでいつもハーモニカを吹いている寡黙なやつ。鉄道経営者に取り入って最後にはなり代わろうとするヘンリー・フォンダは自分が得のいくように行動する嫌なやつ。時代遅れの山賊ジェイソン・ロバーズは気ままに動く。
美しい音楽と様式美、素晴らしい映画だった。また見たい。そして『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』もまた見たくなった。映画は素晴らしいなあ。