明日はもっと寒くなる

今年の秋は徐々に寒くなるのではなく突然寒さがやってくるのでおどろく。昨日は起きたとき寒かったので、綿入れっぽいコートを着て出かけたらちょうどよかった。明日の土曜日はもひとつ冷えるそうで、日曜日はもっと冷えるとニュースでいっている。いよいよダウンコートの季節になった。12月になってないのにはやすぎ。

今夜から寝具も厚手に換えよう。夜中に寒くて目がめたら困る。なんて考えていたら笑ってしまった。寝付いたら朝まで目が覚めないあたし。昨夜は1時過ぎに寝たが、今朝目が覚めたら11時過ぎだった。あまりにも熟睡したので自分で自分がおかしい。もっともハンナ・アーレントの映画を見たおとといの夜は寝付けなくて4時間しか寝てないからプラスマイナス計算は合ってるか。

エアコンからガスファンヒーターに切り替えたらすごく暖かくなった。暖房代が心配な日々が続く。今年は厳しい寒さになるんだろうな。ひざ掛け毛布も出してある。

今日は寒かったが

昨夜は遅くなってから映画『ハンナ・アーレント』(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)を見た。当然寝るのが遅くなったが、興奮してしまい眠つけなかった。お風呂に入ってウィスキーをちょびっと飲んでも眠れない。哲学者ハンナ・アーレントの凄みと強さが頭をぐるぐる。
あれだけのユダヤ人たち知識人たちからものすごい批判を一身に受けて真っ向から自説を述べる。その説をきちんと読まなくてはいけないと思った。知ることが第一歩だ。

そう決心して明け方眠りについた。今日木曜日は姉の家に行く日なので早めに起きた。疲れていても約束してる。ビルから外に出るといきなりすごい冷たい風にさらされた。タクシーの運転手さんが車に乗っている間は暖かいですよって。姉の家への来訪8年目にして、タクシーを利用している。梅田で姉の買い物をしてまたタクシーで、どっこいしょ。

いつも帰りに時間が合って乗るタクシーの運転手さんがこれおいしいよとクロワッサンをくれた。クロワッサンで有名なパン屋があるんだって。ご飯のあとでコーヒーをいれて食べたら気持ちが温もった。なにかお返しをしなくては。

マルガレーテ・フォン・トロッタ監督『ハンナ・アーレント』

長いことハンナ・アーレントの本を読もうと思いつつ読んでなかった。どういう人かも知らず、東京で映画が上映されたのをニュースで知って見たいなと思ってから数年経っている。
女性の思想家でよく読んだのは、シモーヌ・ド・ボーヴォワールとシモーヌ・ヴェイユ。それにジュリア・クリステヴァを少し読んだことがある。だけどハンナ・アーレントの本は読んでなかった。反省。

相方がいい映画だというので『ハンナ・アーレント』のネット紹介記事を読んでいたら、即、見なあかんと思った。ネットで見られてよかった。格調高い映画だった。今夜はハンナ・アーレントに鼓舞された。

今日は書いてる時間がないので、感想記事はまたそのうち書くつもりだが、映画の中でハンナがいった言葉に笑ったので紹介する。
ハンナの夫ハインリヒは高校卒業前に徴兵され、その後ローザ・ルクセンブルグ率いるスパルタクス団に参加。独学でマルクス主義やシェイクスピアを学んだ。映画業界で働いていたこともある。フランス亡命中にアーレントと出会う。その後アメリカに亡命、大学の哲学科教授である。彼らの家に来客があって会話中、自分は大学行ってないからと彼がいうと、ハンナは「思想家に学位は必要ない」と答えた。そうだそうだ。

白いご飯に海苔は黒く梅干紅く

雨の一日、おやつはリンゴと柿とビスケットとコーヒー。晩ご飯はグレ(メジナ)を焼いたんと温野菜いろいろと大根葉とちりめんじゃこを炒めたんで冷酒を少々。グレは皮は黒いけど身は白く繊細でうまかった。
さて、おかずを食べてしもた。ご飯はこの間買った新米の白米を炊いた。だが味噌汁つくるの面倒だ。こういうときのために海苔があるがな。妹が毎年年末に送ってくれる東京大森「守半」の焼き海苔がまだ残っている。好きなだけ食べよう。有機栽培の大粒梅干しもあるで。
炊きたてご飯のおいしいこと! 白いご飯に海苔と梅干しがあればいうことなし。最後に三年番茶を淹れた。雨があがって冷えてきた。まだまだ今夜は『荒涼館』を読みまする。

楽しい食事、話題はアフリカ

夕方Kさんと相方と3人で食事の約束をしてあるので急いで支度して堀江へ出かけた。
アブサンで美味しいお酒と地中海料理を食べながらおしゃべり。気を使わないでゆっくりとしゃべって食べて、楽しい夜だった。Kさんの話し上手で聞き上手を見習いたいものだ。

話題はあちこちしたけど、アフリカの話が主になった。うちらは雑誌『WIRED』の特集記事「ワイアード、アフリカにいく」からの話題や質問だったけど、Kさんの話は現実のアフリカだから重い。アフリカの現在の様子がわかってすごく勉強になった。
Kさんの娘婿さんが来日して空港で娘さんと喜びの再会をした動画を見せてもらった。「愛」が二人の姿かたちになって表現されていた。

「Vic Fan Club News」製作中

毎月、つまり年に12回出しているヴィク・ファン・クラブの会報の11月号をいまやっている。ふだんは12ページから16ページだが、先月は原稿が多くて20ページなりレイアウトが大変だった。いつもは同じ体裁に仕上げるところを、特集記事だったからレイアウトを変え書体と文字サイズを変えて6ページに仕上げ、空間ができたから原稿を書いた。そのへんは臨機応変。

毎月10日〆で15日発行といっているが、なかなかうまくいかず20日過ぎになる。先月は月末ギリギリに配達された。それにはわけがあって、そんなことはもうないと思うが、大変だった、よくやった。

あれだけバタバタしたんだから、一回休んだらどうかと思うが、一回休むと休みっぱなしになりそうでこわい。まあ今月は届いている原稿でなんとか仕上げる。こういう読み物は新鮮さが魅力だと思うので毎月頑張らなくっちゃ。老骨に鞭打って(笑)。

ディケンズ『荒涼館』をまた読んでいる

押入れに積んである本を入れた段ボール箱を片付けるためにぼちぼち出している。14箱目を開けたらディケンズと池波正太郎が入っていた。それは数日前のことだったが、『荒涼館』の表紙を見たら辛抱できない。さっそく1〜4巻あるのを読み出した。1冊目のはじめと4冊目の終わりを懐かしく読んだ。好きなところはよく覚えていてもう一度楽しむ快感に酔った。いま2冊目を読み出すところ。うまくできたストーリーに引き込まれる。

いろんなお屋敷や上流家庭のそれぞれの台所事情を読むと、『高慢と偏見』だって裏側というか使用人側はこんなんやったのかとかいろいろ勉強になる。
そしてロンドン貧民街の貧しい人たちの暮らしや、上流中流からそこへたどり着いて貧しく暮らして死んでいった人の生涯の悲しさもある。

主人公エスタのまっすぐな気性と苦難から逃げない生き方が素晴らしい。子供のときから頼るものなく生きて、運良くというか、それしかない生活をするしかなくて、でも真面目な大人に好かれ支持される。ディケンズの女性主人公たちの中でいちばん好きだ。この調子で今回も2巻3巻を続けて読んでしまおう。

今夜のフルコース

うちのごはん、今夜はこんなんだった。
1 前菜:茹でた輪切りの大根を1/4に切ってイワシのトマト煮をのせたものに大根葉を刻んでふりかけ。2 スープ:納豆、豚肉、豆腐、かぼちゃ、キムチを使った納豆チゲ。3 パスタ:あさりのパスタに野生のルッコラをひと束つけて。4 トーストと紅茶。フルーツ:柿とりんご。

食べながら赤ワインと白ワインを飲んだ。わたしはほとんど飲めないのにほんのすこしで赤くなるので損だ。一口で真っ赤っか。
すこしでも飲んでメールを書くと文章がオーバーになって後で訂正の憂き目をみることがある。このブログは酔いが覚めてから書くようにしている。映画など見たとき以外は、だいたい12時までに書いてアップする段取りで、台所の片付けと洗濯物の世話をする。読書とSNSはご飯のあとの楽しみと、ブログアップのあとにする。まあSNSを読むのはしょっちゅうで、手すきになったら読んでいる。尊敬する書き手がいるから。リツイーターと自称するくらいだ(笑)。
さて、今夜もフルコースの後、デザートもすみ、片付けも終わって、これ書いてたら友人から楽しいメール。返信しなきゃ。大忙しい。

センチメンタルジャーニー気分

姉の家の帰りにいつもちょっと寄り道する。ハンズで歯磨きや部屋履きを買ったり、地下街の本屋で雑誌を見たり、阪神か阪急か大丸で服や靴やバッグを眺めて楽しむ。梅田のスタバでコーヒー飲んだり。昔は晩ご飯のおかずや明日の弁当の材料を買って両手にいっぱいさげて帰ったものだが、いまは帰ったら食事ができているのでラクだ。

今日はどこへ寄ろうかと考えて、なぜか〈野田阪神〉へ行こうと思いついた。何年も行ったことないし通ったこともない。以前、野田商店街にできた高級スーパー「ビッグビーンズ」へわざわざ行ったことが何回かある。もっと大昔は働いていた会社の取引銀行があって月に何度か行っていた。その帰りに商店街で「てんぷら」なんか買って、そおっと自分の席にもどって持ち帰り袋に入れた。テキトーな社員だったな。もっとも上司が「野田へ行ったら僕にもてんぷら買ってきて」というくらいぬるい会社だったけど。

すっかり忘れていた野田阪神、懐かしいがなんだか昔と違って寂れた感じ。商店街に行くのはやめてイオンに入った。2階をぐるりと見て婦人服売り場で基本の黒のセーターとカーディガンを買った。デザインものだけでなく基本のがあってよかった。

わたしんとこまで地下鉄に乗れば3駅目だ。思い出した! うちから歩いて行ったことがあった。道路沿いの建物や古い神社を眺めて楽しんだ。さすがに片道だけだったが。
今日は夕暮れ時のセンチメンタルジャーニー気分。

そそっかしい

いいトシだからちょっと落ち着いたらいいのにそそっかしくてしくじる。そそっかしいからよく転ぶ。アップルストアの階段、御堂筋心斎橋の歩道とおしゃれなところで転んだのが自慢の情けない人である。
ここんとこ歩くときはずいぶん気をつけている。足の具合が悪くて早く歩けないせいか転ぶことはないが歩みがのろい。今日もゴクラクさんに左足のふくらはぎに問題があるといわれた。よく捺してもらったのでいまは普通だが、昨日は難儀だった。

からだの落ち着きのなさはともかく、こころの落ち着きのなさは困ったものだ。からだが落ち着かないと心も落ち着かないのよね。慌ててメールをしくじる。それでまた大慌てで謝る。ほんまにそそっかしくて情けない。
明日は姉の家に行く日。デパ地下で滑って転ばないように。お金の計算を間違えないように。