納豆汁で温まる

納豆ご飯は基本のもので美味しいけどこっちのほうが好き。冬は特に。ご飯は飯茶碗に盛り納豆を入れた味噌汁はどんぶり鉢に。先にぶりの塩焼きと蒸した温野菜でお酒(今日は赤ワイン)を飲み、そのあとでご飯と納豆汁を食べる段取り。白いご飯に海苔がうまい。
味噌汁は出汁に油揚げ、豆腐、ネギなどで仕上げ、最後に納豆を入れてつぶしよく沸かす。わたしは七味をふって辛いのをふうふういいながら食べる。豆腐は大きくちぎっていびつな形のが気に入っている。

ご飯のあとはほうじ茶。片付けしてからビスケットとココアで和んだ。
明日の朝は残った味噌汁にお餅を入れて食べる。これがまたうまいのだ。

ロマンスが好き メアリ・バログ『浜辺に舞い降りた貴婦人と』

翻訳者の山本やよいさんにいただいた。わたしはロマンスが大好きなのでいただいてすぐに読み、友人たちを一回りした本がもどってきたのでまたじっくりと読んだ。このあとはまた他の友人にまわす。
メアリ・バログの本は以前に数冊のシリーズを読んでおり、達者な筆で女性と恋愛模様を書く力に魅せられてきたが、今回も惹きつけられた。

物語はコーンウォールの海辺で知り合った子爵未亡人のレディ・ミュア、グウェンドレンと元軍人のトレンサム卿、ヒューゴが繰り広げる愛の物語。まじめに結婚や生活を考え語り合う二人の会話がすがすがしい。ロンドンの社交界や田舎の屋敷での泊まりがけで続くパーティの描写が楽しい。

ロマンス小説を最初に意識して読んだのはジェイン・オースティンだった。映画『ユー・ガット・メール』でメグ・ライアン扮する子供向けの本屋の女主人が「高慢と偏見』を200回読んだと話していて、わたしは20回だ!とびっくりしたんだった。その前後にはコリン・ファースがダーシーさんを演じているDVDを買って毎晩見てた。リージェンシーロマンス大好きなんだとその頃気づいたんだった。
お金持ちたちが主人公のラブロマンスだからそこそこにしておこうと思っても、やっぱり真面目な恋物語が大好きだ。

本書では甘い恋愛描写に具体的なセックス描写がたくさん付け加えられて愛好者にはたまらない魅力の本。シリーズ1作目なのでこれからが楽しみ。
(山本やよい訳 原書房ライムブックス 960円+税)

寒いからうどんと餅の鍋

今年はほんまに寒い、こればっかり何度もいってるけどほんまに寒い。できることで寒さを避けるしかないと、お風呂でぬくもり、湯たんぽを抱いて寝ている。3年前に思い切って買ったダウンのコートが役に立っていてありがたい。雪がいっこも降らないのにこの寒さはなんだべと友だちと言い合い笑って寒さをごまかしている。年末に疲れと寒さで倒れたのを忘れないで、あまりからだを使わないことと寒さを避けることを第一に生活している。

なぜかこの寒さなのに鍋物を食べていなかった。洋風のスープは昼も夜も個食でもよく食べてるのにと話し合って、今夜は鍋物にした。うどんと餅が食べたいので、うどん鍋にして餅を1個ずつ。他に、かき、とり肉、厚揚げ、きのこ、白菜、白ネギ。熱い汁をふうふう吹いて食べて、うまかった〜 焼酎白薩摩の湯割りでいい酔い心地。最後にうどんと餅を入れて細ねぎを散らした一椀で満腹した。
番茶でシメて、片付けてからのコーヒーもいけた。

寒い夜にココア フランソアを思い出しつつ

突然ココアが飲みたいと相方が言い出した。「長いこと飲んでないなあ」「飲みたいか?」「ふん、飲みたい、ココアずっと忘れとったわ」「寒いからココアが飲みとなってん」
それでバンホーテンの缶と牛乳を買ってきてくれたのでわたしがつくった。
ココアの粉と砂糖を少量の水で混ぜて火にかける。沸いたら牛乳を入れて沸かして出来上がり。甘くておいしいココアの味。なかなかいけた。

ココアで思い出すのが京都木屋町のフランソア。長いこと行ってないので検索したらいまもちゃんと営業してはる。わたしがよく行ったのは40年も前のことである。Kに勧められたココアがおいしかった。京大大学院生で京都へ行くと彼の下宿に泊まった。翌日は京都をあちこち散歩。彼は数年前に亡くなったが、当時は京都で学生をしながら大阪天王寺でジャズ喫茶マントヒヒをやっていた。たしか二度目に店に行った日にいっしょにうちに帰り3人で宴会して泊まったんだった。
フランソアは場所がわかりやすかったから、のちのち一人で京都へ行ったときも立ち寄った。由緒ある椅子に気取って座ってココアを飲んだっけ。

最近は喫茶店に入って「ココア」と注文することがないと気がついた。たいていコーヒーである。今度カフェに入ったらココアを頼もう。京都フランソアまで行く元気があればええんやけど。

テニスボールでストレッチ

脊柱管狭窄症をストレッチで治した義弟に教えてもらった酒井慎太郎 著『脊柱管狭窄症は99%完治する』を読んで、これならいけそうだと思った。
ストレッチを教えてくれる説明も写真もその通りやればわたしにもできそう。

最初はテニスボールには縁がないし、ボールを使わないページを探してやっていた。「ねこ体操」なんてネーミングが楽しいし簡単である。面倒がらずにやりさえすればいける。
そうこうしているうちにテニスボールを相方が100均で買ってきてくれた。1個108円(税込)を4個。さっそく写真を見ながらやってみた。最初は自分の動作が見本のようにうまくいかなかったが、翌日にはうまい具合にできた。今日はすらすらできて気分良し。テニスボールを首筋にあてて床に横になって3分とかすぐに慣れた。肩甲骨や背中やら、脊柱管狭窄症の治療に良いのだろうが、肩こりや首のこりに効きそう。

アマゾンの箱にちょっと工夫してボールと本とティッシュを入れたらちょうどよいストレッチ用品箱ができた。それにメガネも入れてストレッチするときのマットの横に置いた。マットはだいぶ前に体操教室に行ったときの名残りである。布団カバーをはずして細長く手縫したもの。
ええ塩梅に環境が整ったので、あとは毎日やるだけだ。

電話がたのしいとき

こどものときは家に電話がなかった。向かえの酒屋さんから「電話かかってるよ」と呼ばれて慌てて出たものだ。家族が多いから呼び出しも多い。そのお礼にお酒をたくさん買っていたと思う。
かかった電話は出たら話せるが、かけるときは困った。酒屋のおじさんにダイヤルをまわしてもらって、受話器を握った。あるとき「反対や」といわれて気がついた。聞くのと話すほうと間違えていた(笑)。
働きだしたら電話に出るのも仕事のうちで、取引先からかかると「お世話になってます」とか「まいどどうも」とかいわんとあかんので苦労した。
登山やうたごえ活動など打ち合わせの電話が会社にかかる。偉いさんの渋い顔を尻目にしてかかってきた私用電話の相手をしてた。だって連絡手段が他になかったから。まあよく働く子だったから偉いさんも面と向かってはなにもいわなかった。いま思い出すと顔から汗が出る感じ。

最初に住まいに電話を引いたのが泉北の公団住宅に入ったとき。それまで岸里の暗い文化住宅に住んでいたから、新築の明るい部屋に電話があってうれしかったなあ。そのころは友だちと電話で話すのが楽しかった。ただ東京の友だちと話すとお金がかかる・・・向こうからかかるとお金がかかると気を使う。懐かしい過去の風景。

今日、久しぶりに姪と話して楽しかった。双方が機嫌よくしゃべって笑って終わったのが気持ち良かった。

クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』

この本もこどものころからの愛読書。父親と次女と長男と三女のわたしが愛読していて、登場人物の、次女エープリル、弟アーティー、長女ダイナの会話を真似して「オコダカマカリキ」とみんなでやっていた。彼らの会話の「オダマリ」に「カキクケコ」をくっつけた簡単な合言葉だが、自分の言葉にくっつけてしゃべるのは面倒だった。紙に書いて読みながらしゃべったっけ。たしか小6だった。

いまここにある文庫本は1976年発行のもの。それでも42年前か〜 何十回も読んでいるからぼろぼろである。今回読んだらもう読むことはないから捨てる。20年くらい押入れで眠っていた本で新訳が出たら買うつもりだったが出なかったなあ。
クレイグ・ライスの本はけっこうあるがもういいかな。持っていても荷物だな。ヘレンたちシカゴの3人組好きだったけど。

なんと、文庫本は42年前だけど『宝石』という雑誌で読んだのはもっと古い本だった。「戦後」という時代に父親が買い込んだもので、我が家はぴかぴかのアメリカ文化を汚い古本やゾッキ本で学んだ。本の中には主人公たちが買うお菓子と家で作るお菓子があって憧れたものだ。

作家のお母さんすてき、ビル・スミス警部かっこいい。こどもたちはかしこい。
これからもう一度あちこち読んでからおさらばする。(長谷川修二 訳、小泉喜美子 解説。ハヤカワ文庫)

毎日パスタ

もっとご飯を炊いて食べんとあかんといいながら、これからご飯をつくってたべるとなると「なにがいい?」「パスタがいい」となってパスタを食べることが多い。
昨日はジェノベーゼだった。「定番5大パスタ」のひとつだとのこと。新鮮なバジルをひと束つかったのでいい香り。今日は菜の花のパスタで早春の香りを楽しんだ。
最近はイタリアではこうであるという説にのっとって、ご飯のはじめがサラダの代わりにパスタにしていることが多い。パスタ、肉か魚料理+温野菜、パンと続く。赤か白のワインを飲む。

こう書くといやに贅沢なようだが、イカとかサバとか安い魚ばかりである。イワシの缶詰もよく使う。魚が安い日にお刺身用の切り身を買ってきてつくるカルパッチョがうまい。これが前菜のときもある。
そうそう、今日の昼は玄米ご飯と鯖缶と白ネギをたっぷり入れた味噌汁だった。それと納豆。

今日のおやつはミレーのビスケット

年末に買い物した大阪駅のイカリスーパーで「ミレーのビスケット」を見かけた。昔と同じ濃い水色の袋に「まじめなおかし」とある。懐かしいなと思いつつ、そのときは買わなかったが、昨日、近所のスーパーコーヨーにあったので買った。

さっそく食べたら昔を思い出す味で、すごく美味しいものではないが「まじめなおかし」な感じがした。懐かしいねといいながら食べた。缶に移しておいたのから食べているが、いくらでもいきそうなのに気づいて蓋を閉めた。この調子で毎日ぽりぽり食べたらいくら「まじめなおかし」でもあかんよね。

ソフィア・コッポラ 製作・監督・脚本『SOMEWHERE』

2010年の映画で当時は見たいと思っていたが忘れてしまっていまになった。
ハリウッド映画のスター、ジョニーはロサンゼルスの高級ホテルで生活し、フェラーリを乗り回して豪華に暮らしている。きちんと仕組まれた時間と場所を平静に行き来して屈託がない。大スターってこんなんやなと納得した。
前妻から一人娘のクレオを預かって欲しいといわれて淡々とスケートの練習場に送っていき、練習を見守る。元の日々に戻って賑やかに暮らしているところへ、クレオが一人でやってきた。母親が留守するのでサマーキャンプに行くまで泊めてほしいとのことで、父と娘はホテルで一緒に暮らす。いっしょにイタリアの映画祭の催しに参加し、戻ったらラスベガスで遊ぶ。

ホテルの部屋の台所で娘が朝食にポーチドエッグをたくさん作り、パンにハムとエッグをのせた上にハーブを散らすシーンが素敵だった。

クレオをキャンプに出発さすために、ヘリ経由で専用タクシーに乗せて父と娘は別れる。
一人になったジョニーはフェラーリで高速道路を飛ばす。それから車を道路に置いて歩き出す。どこまでも。

ソフィア・コッポラ色が全開な感じですごくよかった。どことなくマルチェロ・マストロヤンニが思い浮かぶスティーヴン・ドーフは最初はなんとも感じなかったのに、だんだん孤独な男としてせまってきた。最後どうなってしまうんだろう。

ジョニーのベッドで、ジョニーの横にクレオが清らかに寝ている。小津安二郎監督を意識してると騒がしいうちら。