SUBは今日で40周年を迎えた。残念ながらわたしはそのころは天王寺にあったジャズ喫茶に入り浸っていてSUBを知らなかった。それから37年ばかり経って(すごい年月やなぁ)、エディ・ヘンダーソンのライブのときにはじめて行って、それから出入りするようになった。何度も書いているけど、1961年の「アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズ」のコンサートへ行った実績(?)がものをいっている。
たまたま今日は金曜日で、15年続いている西山さんと竹田さんの演奏日だ。早めに出かけたら昔なじみらしいお客さんがいていつもと雰囲気が違っていた。Tくんと若い女の子としゃべっているうちに客が増えてきた。わたしらの話題はアメリカ文学のこと、ふふ。
西山満さんのベースと竹田一彦さんのギターに弦巻潔さんのドラムが入って演奏がはじまった。何曲かあとからは滝川雅弘さんのクラリネットが入って雰囲気が変わる。クラリネットの音を聴くのは久しぶり、懐かしいような安らぐ音にうっとりした。
休憩後にはまた客が増えてぐっと雰囲気が温かくなった。ピアノが3人(歳森彰さん、蓼沼ゆきさん、松本ゆかさん)入れ替わり、ギターが竹田さんから塩本彰さんに替わり、ベースは西山さんから山本学さんと財盛弘さんに替わり、ヴォーカルは女性2人(城下麻弥さん、春田久仁子さん)と楽しい口トランペットもある男性ヴォーカル、ISAさんが順番に加わった。なんかもう音をもっともっとと食べてお腹いっぱいになってしまった感じ。
最後の西山さんと竹田さんのデュオが穏やかに心に沁みた。そしてギターの最後のひとふしが泣かせてくれた。この音を聴けたから今夜はしあわせ。
西山さん、おめでとうございます。
竹田さん、ありがとうございます。