大慌てで夏支度

昨夜はシーツの下に冬用のパットを敷いてあるのに気がついて大慌てだった。どおりで最近ベッドを出ると背中が痒い。背中が温まって痒いのだがなんでたろうと思ってた(笑)。
全体を再点検して夏仕様にした。相方がカーテンを替えるというので金具を外したりして手伝い、毎年夏になると椅子にかける布を出してきて今年も同じくかけた。それで部屋が夏モードになって気分も夏。
そんな雑用でからだが疲れるんだからいやになる。

洗濯物が山積みになったので干せる範囲を考えながら洗濯した。これだけ晴れていれば乾くのも早い。ものを置く場所が狭いので家事には頭を使う。

冬物をしまって夏ものを出した。夏ものはほとんどTシャツだから整理がラクだ。ちょっと小マシな服が欲しいんだけど、どこへ買いにいくべえか。いざというとき、慌ててLLビーンやデパートに買いに行くのがいつもなので、今年もそうなるか。

梅雨明けしたらこの暑さ

大阪も梅雨明けした。明るい日差しが気持ち良い。午後からつるかめ整体院に行って、からだの手入れをしてもらった。終わったら相方が迎えにきてくれた。わたしの治療中に淀屋橋の野菜市に行って、おやつも買ってきたって。
昨日までは外出は傘の代わりのビニールコートをもって出ていた。車椅子だから傘をさすと乗るほうか押すほうかどっちかがややこしい。さいわいにもせっかく買ったコートを一度も着ることなく梅雨が明けた。この二、三日は突然に大雨が降ったが家にいて洗濯物を片付けるだけですんでいる。

おやつは手作り草餅。アンコがずっしりと入っていてうまかった。ここの餅菓子はほんまにうまい。
しかし、暑い、暑い。汗でTシャツがぐっしょりだ。何度でも着替えて洗濯物が山になる夏だ。

夕食後、シーツを交換しタオルケットを出して夏支度した。途中で気がついたのだが、シーツの下に冬用のパットが敷いてあった。ありゃー、こりゃあかんわ。まあ、今日はこのままいっとこ、明日夏用の敷きパッドを出してきて交換しよう。

体重は42キロ弱

ここ数年は体重計にのるのを忘れていたが、なぜか去年の末から気にするようになった。いまネットで女性の平均体重を検索してみたが、基準になるわたしの身長がいい加減なので正確にはどうなんだろう。なにも考えないで体重計にのると、今朝は41.8キロだった。減っている。いままででいちばん少ない。40キロを割ったらどないしょうとヘンな心配が発生中。

30歳くらいからずっと太っていた。10年以上は前のことだが菜食に切り替えたとき測ったら3キロくらい減っていた。何年か後に菜食をやめて健康食(?)にしたらいくらか増えた。でも昔のようにガバッとは増えてない。食べない癖が体についたみたい。
ここんとこケーキや和菓子を食べないようにして、トーストだって枚数を減らしているし、ビスケットやチョコレート類も減らしているから、体重はわずかづつだが減る一方である。こんなストイックなことは若かったら絶対してないと思う。
しかしまあ、体重が減ったと心配するようになるなんて、わたしとしたことがなんとまあ・・・病気ではないと思うんやけど。膝や腰に負担がかからないのが良いとも思うし。

元気の元は大豆

今日の朝昼兼用ご飯に豆乳スープが出た。豆乳を温めて手で割った豆腐と缶詰の茹で大豆とひよこ豆が入っている。塩味ですっきりとした味わい。元気が出るスープだ。
晩ご飯の味噌汁は豆腐と納豆とネギだった。これも元大豆が二品入っている。

昨日の昼は個食で、バナナとシリアルと豆乳のあとトマト、紅茶とクラッカーにジャムを塗った。クラッカーは全粒粉でそれだけでもうまいが、いちじくジャムをのせると倍うまい。
うちの食事は毎日大豆のお世話になっている。

東京の寄席で林家三平さん

60年くらい前の話。
東京で仕事をしていた兄が呼んでくれたので、年末から年始にかけて1週間ほどひとりで遊びにいった。はたちくらいのときだ。夜行列車の三等車で夜の8時頃から硬い椅子に座りっぱなしで翌朝東京駅に着いた。乗り換えて大森で降りて地図を片手に探しながら兄の家にたどり着いた。
兄は結婚していて長男が生まれていた。仕事がうまくいって生活がやれやれとなったところで、大阪で雑用させていた妹を慰労してやろうと思ったみたい。

着いてから毎日のように戸越銀座の寿司屋さん、銀座のそこそこのレストランなど嫂さんに連れて行ってもらった。1日かけて自動車で鎌倉へ行ってもどった。
東京の寄席に連れて行ってやると、連れて行ってくれたのが、◯◯亭とか名前を書きたかったのだが忘れてしまった。長老の人が最後に出て、その前だったか、林家三平さんが出てきて冗談をばらまいた。お客さんをネタにして「これは冗談ですから」とか、「ここだけの話ですよ」とか親近感をあおりながら話を続ける。

ふだん必死で働きようやく正月休みになった兄の家に1週間も泊まって申し訳なかったといまになって思う。当時はそれだけ東京と大阪の間には距離があり、泊めてもらうのは兄妹だから当たり前みたいな気持ちがあったのだと思う。いまは誰もきょうだいの家に何日も泊まったりしないだろう。

それからも東京へ行った時は寄るようにしていたが、泊まるのは友人宅にして兄宅には顔見せだけにした。でもどこかへ行った帰りに突然おじゃまするほうはいいが、されるほうはたまらんね。

焼ける前の大阪、川と船(わたしの戦争体験記 67)

焼ける前といっても昭和16年に入学し4年生の夏休みに疎開したから3年ちょっとしか大阪市の学校に通っていない。いま長堀通を西に向かって歩くと北側に日新会病院があるが、そこが西六国民学校の跡地である。校名を記した立派な碑が立っていて「あたしはここの学校に通っていたんや」とちょっとうれしくなる。病院ができたとき碑もできた。

毎日のように同じ路地に住むさかえちゃんや堀江に住む芸者さんの子と遊んだ。夕方暗くなるころ「さいなら、またあした」と別れて問屋橋を走って渡る。橋に身を寄せて眺めると川には船がたくさん留めてあった。どの船にも大きい看板があって船名のほかに「たばこのむな」と大きな文字で書いてあり、船によってはハングル文字が書いてあった。
夕暮れの船は寂しそうで見ているとなんだか哀しくなったものだ。でも、晩ご飯に遅れるから走ったけど。
船には川に落ちないように用心せよというようなことも書いてあったような気がする。

とうふの食べ方

今日はめずらしく晩ご飯に冷奴が出た。醤油とわさびがぴりっと効いてうまい。やっぱり豆腐は冷奴やなと一言が出る。お酒があってカツオのたたきがあると、もう一品のおかずは豆腐になる。そしてご飯になると、味噌汁の具は豆腐とネギ。
麻婆豆腐を最近よく食べるようになった。
改めて、豆腐はうまい。

しかし、最近はほとんど洋風で食べている。豚肉や鶏肉を炒めたりして野菜をつけた皿の空いたところに豆腐を適当に手で割ってのせる。醤油の代わりにオリーブオイルとレモンをふりかける。最近気に入っている食べ方だ。「これがいちばんうまい」とひとこと出る我が家の晩ご飯。質素だけど贅沢してると思う。

今年の梅雨明けは

空梅雨っぽかった日々が過ぎて、この数日は梅雨らしい雨が降っている。梅雨寒だった日が過ぎてようやく蒸し暑くなってきた。やっぱり梅雨は蒸し暑くなくちゃ。部屋干しの洗濯物に扇風機の風があたっているのは、毎年の我が家の梅雨の風景である。ビンボくさいが家庭感がある(笑)。

天気予報で梅雨明けという言葉がまだ出ない。25日の天神祭は梅雨明けしているだろうか。ずっと前だけど、梅雨明けしてない天神祭があった。傘さしてお神輿を見ていたっけ。
そういえば、京都の祇園祭に行って夕立に打たれて走ったことがあった。あれは梅雨の雨ではなくて夕立だったけど。

湿度が高いのが骨身にこたえる梅雨。この時期は爽やかな5月よりずっと湿度が高くて膝とふくらはぎに負担がかかる。着るもの、はくもの、はめるもの、いろんな場所に注意を払いながら真夏を迎えよう。

図書館のホールギャラリーで文楽の展示を見て

昨日は投票の帰り久しぶりに中央図書館に行った。図書館に入るのはほんとに久しぶり。
エントランスホールギャラリーで文楽の展示をしていたのでゆっくり見た。娘役の人形の髪と衣装の美しさにうっとりした。最近すっかり文楽にご無沙汰なので、人形を見ても誰かわからない。車椅子の押し役は文楽をあんまり好きでないので長居は遠慮して要所をくるりとまわって終わり。でも、見るべきところは見た。人形のかしらができるまでの材木を切ったところから完成するまで丁寧な見せ方をしていたし、衣装が美しかったし、楽しんだ。

また古い話です。
1960年ごろ、文楽は二つに分裂していて因会(ちなみかい)と三和会とに別れていた。わたしは桐竹紋十郎さんのファンだったので否応なく三和会を応援していたが、見る機会は劇場がある因会が多かった。
三和会は劇場がないからあちこちの地方で機会があればやっていたようだ。

ある日の午後に三越劇場で三和会の「八百屋お七」を見たことがあった。桐竹紋十郎さんがつかうお七を見たことは若かったわたしの誇りと自慢となった。60年ほど経ったいまでもお七の姿がまざまざと蘇ってくる。
いやー、昨日はいいものを見せてもらって、そこから紋十郎さんを思い出すことができてよい日だった。

期日前投票にいった

今日も雨は降らないがうっとおしい日だった。洗濯したが干していいものやら迷っていたら、雨の降らぬうちに期日前投票に行こうという意見があり、そうやな行こうかと洗濯物をおいて出かける支度をした。支度っていっても、お知らせ封筒と広報紙を出して入れる人を確認するだけだけど。昨日話し合って決めてあるんで早い。
雨が降ってきても大丈夫なようにビニールのレインコートをカバンに入れ、車椅子にちょこんと坐って夫に押してもらう。区役所に着いたら投票室は空いていてゆっくりと投票した。

帰りは図書館に寄ろうと車椅子押してもらっての本棚めぐり。
いちばん奥の児童書コーナーが昔からのお気に入りの棚である。車椅子を降りて杖をつきながら久しぶりにゆっくり見て回った。読みたい本はあるのだが、目下読む本が山積みである。タイトルだけ見て満足することにした。そのうち借りるか買うかしよう。

1冊だけ目に飛び込んできたケルト民話集の『ディアドレ』、知らない本なんだけどすぐに読みたくなり借りてきた。さっき読み出したが単純な短い物語でおもしろい。

投票して、本を借りて、公園で休んで持参のお茶を飲み、餌を持ってくる人を待つ猫と、鳩と、雀を眺め、いい午後を過ごした。