作者別: kumiko
おやつはヴィーガンケーキ
銀行など四ツ橋方面の用事を片付けてランチをしに堀江のベースへ行った。数日前から予定を立てて出かける用事をまとめておいたので楽勝。
四ツ橋筋にあった大きな事務用品店アンエーが閉店していた。ずいぶん前にはよく買い物してた。便利だったのに・・・と思ったが、最近は買いに来てなかった。事務用品というものをあまり使わなくなったからなあ。世の中はすごいスピードで回転している。
ベースでジャークチキンと小皿の野菜を食べて、自分たちへのお土産にヴィーガンケーキを買った。チョコレートとブラックベリーのと2個ずつ。予定のカフェには寄るのを中止して、帰ってからコーヒーでブラックベリーのほうを食べた。ブラックベリーは見た目が桑の実に似ている。先日は生の実をもらって食べた。今日はケーキになったのを食べた。ほんものの桑の実を食べたくなった。
明日のおやつはチョコレートケーキだよん。
しゃきっとせなっ!
9月もあっという間に過ぎ去ってあと4日で10月だ。何日か前から十三夜とか十五夜とか十六夜の月とか数えているうちに全部通り過ぎて、今夜は雨が降っている。先週も何日か月を見損なって、ようやく十三夜を見られて喜んだのだが、今週は月に縁のない夜が多そう。
毎月ぼやいているヴィク・ファン・クラブの会報だけど、今月も手こずっている。目が悪くなって夜はパソコン仕事をしたくないが夜にずれこむのでなんぎである。ページを抜かしてしまったり、同じ原稿をだぶってレイアウトしていたり、二度手間も多い。長年やってる用事なのにきちっといかないのはなんでやろ。疲労のせいにしとこ。きちっとしていたところをどっかへ置き忘れたみたい。
買った本が溜まっていてしっかり読みたいのだがなかなか読めない。歳をとるってナンギなことだ。それで1年前までは買えばどんどん読んでたミステリを後回しにすることにした。ここしばらくはは折口信夫関連に集中する。しゃきっとせなっ!
紙芝居と映画と教育勅語(わたしの戦争体験記 14)
西六国民学校へあがって1年生、2年生のときは普通に過ごしていたように思う。その普通には「修身」の時間に教育勅語を全員で暗唱とかあったけど、目立って戦争教育のようなものはなかった。たまーに教室で紙芝居をすることがあったがかなり退屈な授業であった。それから生徒全員集合で映画を見ることがあった。思い出せば、やっぱりそれぞれ戦争教育であったな。
紙芝居で覚えているのは、出征した夫が戦線で敵弾にあたって名誉の戦死を遂げる。妻は同じ時間に畑で働いていたが、なにか飛んできて腕にあたって怪我をする。その同時刻に夫は亡くなったと後でわかる。
それだけの内容を30分くらいのドラマに仕上げてあったから退屈だった。あくびが駆け巡ったように覚えている。
立派なコンクリート建ての新校舎の3階には広い講堂があって、映画を見せるとなると窓にカーテンをかけた。どっしりとした生地が豪華で明るい窓辺が暗くなるところが好きだった。上映された映画で思い出すのは「加藤隼戦闘隊」かな。あと何本か見ているけど覚えていない。「杉野はいずこ、杉野はいずや〜」という歌の物語もあったような気がする。
そんな調子で教育現場は戦争教育を加速させていった。教育勅語をそらで言えるように強要されて「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ・・・」と毎朝勉強の前にとなえた。わたしは記憶力がいいので楽勝だったよ。その他、「青少年に賜りたる勅語」というのも毎朝いわされた。兄は中学3年で「陸海軍軍人に賜はりたる敕諭」というのを唱えていたから、わたしはそれを横で聞いて覚えた。文語体が気に入ってカッコよく思った。
それから30年くらい経って、全共闘で活動している友人と話しているとき「教育勅語いえるよ」とわたしが唱えてびっくり仰天されたことがあるが、ふだんは知らぬ顔して暮らしている(笑)。
秋のお彼岸
暦のことなど忘れたどころか思いもしなかったが、昨日は体感で「夏から秋へ」なんて書いていた。今日は窓から外を見ていたら、旗日にはいつも国旗を出す家がベランダの柵に日の丸を掲げていた。
うちはカレンダーに従って休んでいるだけだから、今日は旗日やねんなとつぶやいたが、本日は秋のお彼岸なのであった。うちは両親の墓参りをしたことがなく仏壇もない。ただ思い出はたくさんあるし両親が生きているときはよく働いた。兄弟姉妹が多い中で年齢の都合でちょうど良い具合に雑用をさせられていたから、なんの遠慮もなくようやったと自賛できる。
なんかしらんがその上に今日は十五夜だ。お月さんが見えたらいいなとベランダに出て空をあおいだ。おとといの夜、十三夜の月はよく見えたのに、今日は雲が空いっぱいで暗くてまるで見えない。またあとで見よう。もしかしたら出てくれているかも。
なによりも食べることが一番。秋のお彼岸を初もののミカンとリンゴを食べて祝った。
夏から秋へ
夏から秋へ季節が巡っていく。
昨夜はまいった。お風呂からあがってパジャマのままお茶したり本を読んだりしていたんだけど、足元が冷えているのに全然気がつかなかった。横になったら足が冷たい。あわててふくらはぎサポータとソックスをはいた。それで徐々に温まってきたが、その前に冷えてしまったらしい。トイレに何回か起きる羽目になってしまった。冷えた足元から全身に冷えがまわったようだ。朝方はぐっすり眠ったが、もうちょっと寝ていたかったなあ。しっかし、トシだ。無理が効かない。
今日は姉の家に行く日。早めに起きて最近凝っている野菜(ケール、バナナ、トマトなど)とヨーグルトのスムージーを飲んで、洗濯物を干して出発。
姉の家に行くのにたくさん買い物をして見送りの相方が荷物をタクシーに運んでくれてやれやれ。
姉の家でもしゃべっている最中に居眠りしてぎくっと目が覚めたり。結局、二人で座ったまま昼寝してた(笑)。
帰りのタクシーで運転手さんと馬鹿話しておおいに笑って回復した。
夏から秋へ季節が巡っていくのを感じた日だった。
おやつは英国風サンドイッチ
ご飯におやつにと最近よく食べているのがサンドイッチ。ちょっと中南米風のオープンサンドのときとふつうのサンドイッチのときがある。どっちもうまくて我が家の定番。昼食またはおやつに食べる。つくるのはわたしではないけど(笑)。
オープンサンドはアボカドとレモンの薄切りをのせてマヨネーズを少々つけてトースターで軽く焼く(おっと、香辛料を忘れてはいけない)。うまいのでしょっちゅう食べている。アボカドはいろんな料理で食べているけど、結局これが一番うまい。
ハムとキュウリのオーソドックスなサンドイッチは格別だ。イギリスの小説を読むとよく出てくるけど、印象に残っているのは、P・D・ジェイムズのダルグリッシュ警視長もので、部下のケイト・ミスキン警部の部屋で事件があってケイトの母が亡くなる。その葬儀の日にケイトはハムとキュウリのサンドイッチを早くからたくさん作って冷蔵庫に入れておく。英国ではそういうものなのかと感心して読んだ。
折口信夫に近づく
昔から折口信夫が好きだった。といっても数首の短歌のことで、そらでいえるようになるまで熟読して覚えこんだからだ。ハイキングで山道に葛の花を見かけて狂喜した。それは関西ではけっこう見られる景色である。わたしが大事そうにその歌を口にすると一緒に歩いている友は「またか〜」とバカにするのだった。
一昨年、「神道」とはなにかいなくらいな気持ちで、雑誌『現代思想』2017年2月(特集 神道を考える)を買って読んだのがきっかけで、折口信夫学徒に勝手になってしまった。この厚い雑誌からいろんなことを学んだが、特に対談している安藤礼二さんの言葉に惹かれて、何度も繰り返し読んだ。優しい言葉でむずかしいことをいう人だという印象。
そして折口信夫が大きな存在だということを知った。そのときよりずっと前に折口の小説『死者の書』を読んで當麻寺に行ったり、竹内峠を歩いたりしていたし、二上山にも登った。泉北に住んでいた3年間は毎日二上山を眺めて暮らしていた。
折口が書いた本には短歌以外にまだ手が出ないが、いろんな人が書いた折口についての本をいろいろ買って読んだ。ぼつぼつ感想を書いていくつもりだ。
秋の長雨
このしつこい雨は好かんわといっても雨は聞いてくれないし勝手に降っている。昨日の好天気のことはすっかり忘れて今日の雨の苦情をいっているわたし。昨日の夜にたくさん洗濯物を取り入れたのに、その感謝をいわずに今日洗濯できないモンクをいっている。
昨夜の天気予報を見て今日の姉の家行きはアウトだとわかった。姉に約束していた買い物ができないよと電話してから長電話、去年まで毎日かけてた姉への電話を週一くらいにしてもらっているが、一度かけると引っ張られて長いながーい。うまく引っ張るのでつい長電話してしまう。
相方がツイッターにおもろいこと書いたというので読んだら、「これから晩ご飯作り。腹が減った、と言いながら、待っていたら食えた頃が懐かしい・・・ サバの煮付けに日野菜の塩揉みとか、作る。」と書いている。ごはんはそれだけでなく、一人あたりおかず4皿とご飯と味噌汁だった。
終わりのスイカと始まりの柿
最近は果物をよく食べている。そのときの旬の果物のうまさは格別で、唇を濡らしながらほうばる快楽におぼれる。旬の果物を食べるとうまさとは別に血の巡りがよくなったり、胃腸の働きが活発になるような気がする。
今日は今年最後のスイカだといいながら小ぶりのスイカを買ってきたのを半分夕食後に食べた。甘いあまーい今年最後のスイカ、四つ切りしてかじったら甘い汁が口元からこぼれた。至福のとき。残りは明日の昼ごはんのときに食べよう。
まだあるぜと買い物袋を開いたら柿の包みがあった。今年はじめての柿。明日の夜かあさっての昼の食前にいただくことにしよう。
夏の終わりのスイカを食べたら、次は秋の初まりの柿を食べる。