ゴム紐1本で

先日用事の帰りにスーパーに寄ることにした。細々した日用品を品定めしながら買うと決めて行ったので、時間がかかったが忘れ物なく買い物ができた。細いゴム紐を忘れないでカゴに入れた。去年から買わなくちゃと思ってたものだ。

半年前のこと、古い衣類を整理していたら紺木綿のモンペが出てきた。むかーし、たしか阪急百貨店のクロワッサンの店で買ったもの。長い間部屋着として重宝していたが、飽きたものの捨てられない古着の中に入れてあった。わたしはもういらないし処分しようかと思案していたら「おれはいてみるわ」と相方がいってはいてみたらちょうどよい。わたしがはくと裾を折り返さないといけなかったのを思い出した。
「ガバガバや、ゴムを入れ替えてくれよ」よっしゃと返事したもののゴム紐の在庫がない。「いずれ買ってきて入れたるわ」といってからもう半年経っている。
先日モンペがあったっけと思い出し、先日の買い物になったというわけ。それですぐにやったかというと・・・まだです〜 もんぺとゴム紐をいっしょに押し入れの隅っこに突っ込んである。
明日かあさってゴム紐通しやろう。いい色合いのモンペで男女共用できる。

今度は歯、ははは

思い出せば3ヶ月ほど前から1本の歯から黄信号が出ていて、いまは危険信号に変わりつつある。毎日目が覚めて起きている時間中心配がやまない。奥歯の右上一番奥の大きい歯がぐらついている。食べたものがぶつかると痛い。気をつけようとしてもちょっとした合間の出来事なのでぶつかってから「痛い!」となる。ときどきは舌で歯をころがすようにしながら遊ぶというか、ひまつぶしをしている。

歯医者に行けば治るというのはほんとじゃなかった。もともと悪かった歯だから自然に抜けるのを待ちなさいと歯医者さんにいわれた。そんなもんで4本抜けたままのわたしの口中である。歯が抜けるのに痛みがなかったのがもうけものか。さきざきどうなるのやら。

たしか60歳で20本という言葉があって、わたしはせっかくその関をクリアしたのに次の関門があったのであった。この先どんな関門が現れるやら。楽しみに生きていこうとは、いけずな人生観やなあ。

ウィズワン ヘルシーワン・ライト

ついに歩行器を買った。『ウィズワン ヘルシーワン・ライト (ブラウン) コンパクト収納タイプ シルバーカー 日本製』というやつ。
カタログの写真を見て気に入り、ものを運ぶようになっていないところが気に入った。財布など入れる簡単なバッグがついており、すこしの荷物を入れるように網袋がついている。全体に上品なつくりで申し分ない。荷物入れがない歩行器はこの1台だけらしい。

ビルの2階に用事があったのでエレベーターに乗って降りて、廊下を歩いたが相方の誘導つきである。プラス少々歩いてみて、普通に歩くよりも杖をついて歩くよりも快適であることを確認した。ともかくも歩くことに慣れないとね。かっこいいものを使っていい気分で歩けたらいうことない。

最近とみにひざの痛みが進んでいるので、ここで歩く姿勢を変えてみる。6月からはデイケアに行くのでひざのケアの仕方を教わって家で復習する。
「あとがないんじゃけん、あとが・・・」『仁義なき戦い』より。

今日はデイケアの人が二人来られ深い話をして、契約書を書いたり注意事項を聞いたりした。社会システムに参加というのか組み込まれるというのか、生活が変わるのは確かだ。

映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』

モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの夫婦が40年もの間住み続けていた家を手放そうとしている。5階にある眺めのいい部屋は住み心地がいいが、エレベーターがないので階段をあがるのが億劫になってきた。犬もかわいそうだ。
この家を売って住替えしようと決めて不動産屋に依頼してまず買い手を探す。いろんな人が見に来てああだこうだとおもしろい。

40年の夫婦生活を過ごしてきた二人は強い絆で結ばれている。黒人の夫と白人の妻ということで、差別の世の中を二人は手を携えて生きてきた。ここにきて世の中の常識に逆らわずに生きていくなんてみっともない。この家に住めるだけ住もうと二人は決意する。いいぞ、いいぞ。

我が家も二人でこの部屋に越してきて40年経っている。眺めはそんなによくないし、狭いし汚いが気に入っている。ニューヨーク、ブルックリンとはいかなくても大阪新町に住んでいる。

久しぶりのスーパー、映画『新しい人生のはじめかた』

午後から銀行と郵便局へ行って用事をすませ、久しぶりにスーパーライフで日用品の買い物をした。ふだんはあれもいるこれもいると相方に頼んでいるが、もひとつめんどうな日用品を説明するのがややこしいので出ていった次第。車椅子を押してもらってゴム紐や事務のり、洗剤いろいろ、トイレスリッパなど隅々まで見て回った。

帰ってから2回目のごはん。ピーナツバターを盛ったトーストとコーヒー。ピーナツバターを思い切り食べて胃が重くなった笑。たまにこんなんがおいしい。晩ご飯はイカのトマト煮と野菜たっぷりのスープ。

食後、楽しみにしていた映画『新しい人生のはじめかた』を見始めたら一度見たことがあるのを思い出した。でもおもしろいしほろっとするところもあるしで、飽きずに見た。
女性のほうがうんと背が高いカップル。背が低くてもかっこいいのがダスティン・ホフマン。エマ・トンプソンがエレガントで可愛くてよっしゃーって感じ。ハッピーエンドが気持ち良かった。

そろそろ映画を見たくなった

コロナ騒ぎのあいだは映画を見る気が起こらなかった。その前に見ていた映画は恋愛ものではなく暴力ものが多かったように思う。それがいま映画を見たいねと話し合ったとき「殴ったり撃ち殺したりの映画は見たくないな、中年の恋愛ものがいい」と考えが一致した。相方がアマゾンプライムの映画を調べて「なんや高齢者の恋愛ものがようけあるで」といったので、それにしようと盛り上がった。ダスティン・ホフマンが花嫁の父親の役で出ている『新しい人生のはじめかた』。同じように孤独なエマ・トンプソンと出会い声をかける。
これ良さそうだ、これにしよう。明日見よう。

今夜はまだ映画でなく音楽だった。DJ は YOSHIDA さん。爽やかな雰囲気のおとこまえ。2時間を飽きずに聞いていた。ご飯を食べながらだけど。
午後も昼寝をちょいとしながらヨーロッパの男性2人組の音を聞いていた。コロナ騒ぎはわたしには音楽を聞き演奏しているところを見る時間を与えてくれた。長生きはするもんだ。もうしばらくは生きていよう。

6月からデイケアに行く

コロナが怖いからと話が決まったデイケアに行くのをためらって結果2ヶ月ずるずると家にいた。ケアマネさんにそろそろ行きますと連絡したら、受入前にデイケアから人が行って面接するとのこと。
今日ケアマネさんと2人で我が家に来てくれ、体や暮らしのことを聞いていった。女3人賑やかなことであった。どうやら面接に受かったらしく6月からにしましょうということになって、やれやれ。わたしとしては週に2度行きたいのだが、「要支援1」だと週に1度で、あと1度自己負担で行くというのはダメなんだって。デイケアで教えてもらった体操を家でやってくださいとのことだった。

6月からデイケアに行くとして、夫が区役所に話を聞きに行ったのは12月の半ばだったから半年がかりだ。コロナの2ヶ月を抜いても4ヶ月待ち。役所仕事とはこのことかと思ったが、関わってくれたケアマネさんや福祉事務所の女性のテキパキ親切な応対はとてもありがたかった。こちとらは西も東もわからぬ老婆につき笑。

1日2食から3食に変え、起床時間を早く夜も早寝にしつつある。すこしでも体調がよくなればと思っているが叶うかな。

DJ FURUTONO を満喫した

コロナ騒ぎで日常生活が乱れたがわたしの生活はあいも変わらずで、2ヶ月の間、どこへも行かず静かな生活だった。
パソコンがあれば、いろんな知識が目と耳から入ってきて、新聞テレビとは縁を切っても情報を取り入れることができる。
特にありがたいのが音楽で、今日も午前、午後、夜と連続でライブストリーミングを聞いていた。わたしの好みはヨーロッパのDJたちによる演奏で、豊かな表現力、自然な身振り、美しい音に酔っぱらったような気持ちになる。

だけど、それを置いて、今日の快楽はDJ FURUTONOだった。ちょっと理屈っぽい音だけど、官能的でもある。長い音の流れをじっと見て聞いて堪能した。幸福なひとときだった。

ふくらはぎを忘れてた

おととしの今頃だったと思うが、ふくらはぎ用サポーターを買った。たしか両足で1万円近かったように思うが、高価なぶん足の具合がよく、洗濯替え用にあと2足買った。わたしとしては大散財だったがそれだけのことはあったと思う。それなのに今年はタイツを脱いでからほったらかしたままだった。ソックス引き出しに3足のサポーターが大切に入っているのに。
今日突然思い出して出してきてはいた。ええ塩梅だ。

最近は毎日朝夕アロママッサージをしている。ひざの周辺、肩の周り、足底から足首を上がってふくらはぎ、太ももといく。それだけやってるのにサポーターをつけ忘れるとはなにごとじゃ。

お風呂に入ってふくらはぎをさわるとええ感じ。揉みあげていく感じでマッサージをする。大事な大事なふくらはぎ。「ふくらはぎ」という日本語が好き。忘れるとはもってのほか笑。

朝ごはん食べて1日2食から3食に

長いこと1日2食生活だった。朝起きるのが遅い。前夜の夜更かしがたたって朝は目が覚めなくてずるずる昼になる。ご飯は朝抜きというより、朝昼兼用な感じで朝ごはんのようなものもありランチっぽくもある。メニューが豊富というか、家にある食べ物が全部出ている感じ。食べるのに時間がかかる。
ときどきはおやつがある。そのときは晩ご飯の時間がづれる。寝るのがまた遅くなる。

お風呂は朝というより午前中になる。まるで小原庄助さんのように朝寝朝酒朝湯が大好きで、と言い訳がましく述べながら腰湯をする。けっこう高齢者生活を楽しんでいる。まあ、あとがないんじゃけん、大目に見てね。

それが今日から朝起きて朝食を食べることになった。食べて片付けてライブストリーミングを見聞きしつつ、本を読みつつ、洗濯しつつ。そしたらお昼になって、ちょっと遅くなったけど昼ごはん。
今日はおやつをやめて晩ご飯を早めにした。ワインをすこし飲んで、サラダ、豚肉と野菜炒め、ご飯、味噌汁、ほうれん草胡麻和え、納豆、番茶。
これが1日3食生活の1日目です。明日も早起きするよ。