春めいて気分よし

今朝は目が覚めて第一声が「今日はぬくいね」だった。パジャマの襟が汗ばんでいる。寒くなってから一日置きに着替えてたのに、これから毎日着替えて洗濯かいなとサボりの虫がつぶやいた。
湯たんぽが寝床の足の向こうにひっそりとあった。知らん間に蹴飛ばしていたんやな。春が近くまできた証拠。

洗濯ものを干しにベランダに出た。ほんまに寒くない。大寒いころは綿入れを着て干してたのに、セーターだけで平気だ。へえっ、春が来るんやな。けっこう、けっこう、いい気分。

今夜は湯たんぽなし。オイルヒーターだけつけて寝よう。
テニスボールのストレッチをちゃんとやってお風呂でぬくもって横になる。
カップにたっぷりのココアがうまい。春の夜のココアもまたいいものだ。なんちゃって、この後はまた冷え込んで「春のち真冬」かもしれないのに。そしたら寒い夜に温かいココアだ。

今日は雨水(うすい)

今日は二十四節気のうち「雨水」だって。今年は2月19日から啓蟄(3月5日前後)までの期間が「雨水」。啓蟄は「冬籠りの虫が這い出る」という意味だそうだ。そういえば猫がいるころ、台所の引き出しで啓蟄の日に小さなゴキブリを発見してキャーと叫んだことを思い出した。猫のご飯のおこぼれをゴキブリがもらって我が家に住み込んでいたのだ。猫が死んだらゴキブリも姿を消した。夏になったらどこかから入ってきたのを見かけることはあるが。

せっかく二十四節気から話をはじめたのに、ゴキブリへと落ちちゃった。
「雨水」のころにおひな様を飾ればいいそうである。わたしがこどもの頃の我が家は貧しくて、わたしはお雛様というのは自分でつくった紙製のしかなかった。妹の時代になってガラスケースに入った小さなひな壇が飾られた。父親の好みでとても素朴なものでよかったが、なんせ妹のものだったから、わたしの心はわびしかった。スルーできたのは『小公女』とかやっぱり少女文学だったなあ。というようなことを回想するわたし。外は春雨、だったらいいのに、いいお天気です。

リドリー・スコット監督『ブレードランナー』

『ブレードランナー2049』を見てから前作の『ブレードランナー』を見たくなった。1982年に映画館で見てからテレビで見た記憶がなくて36年ぶりということになる。その間にフィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだ。それ以来、近未来SFやディストピア小説を読むようになった。ミステリー(最近は北欧の警察ものが好み)ほどではないが、けっこう読んでいる。

『ブレードランナー』のいろんなシーンをかなり覚えていて我が家の会話には近未来社会系の話がしょっちゅう出てくるのだが、なんと『ブレードランナー』は2019年の物語なのである。都会の空をぶんぶん飛ぶたくさんの車を見て、来年は大阪もこうなっているのかしらと思いました(笑)。
叛逆するレプリカントのリーダーが美しいと思ったら ルトガー・ハウアーだった。一時期彼が不気味な役で出る映画を何本か見たことがあった。
「49」では老けたデッカードだったが、こちらは若くて美しくて激しい戦闘場面をよくこなしている。いろんなことを考えさせた『ブレードランナー』であった。

ゆるい土曜日

昨夜はゆっくりとストレッチしてお風呂に入りゆったりとぬくもってから白湯を飲んで寝た。去年の暮れからのバタバタが終わり最近はこういうありがたい夜が多い。眠れない夜がなくなり、目覚めたときが快く、だから一日が快調である。自営業で仕事をしているときはこうはいかなかった。長い間、月曜日から金曜日まで緊張が続き、土曜日になると下痢してた。夜は寝つきが悪かった。

いまは仕事はほとんどしてないし、通勤がないし、朝起きてから夜寝るまで外へ出ない日も多い。去年までは仕事はヒマになったけど、週に一度だけど姉の家訪問、毎夜の電話かけで消耗していた。どうってことないと思ってたけど、疲れがたまってしまったのだ。これからは気をつける。

今日は読書をがんばった。サラ・パレツキー『フォールアウト』の半分以上きたのでもう少し。あと2日くらいで読み終わるかな。
そして、毎月書いているけどヴィク・ファン・クラブの会報作り。今日土曜日だから来週いっぱい頑張る。

カフェオレボウルで夜のココア

最近は豆乳ばっかりで牛乳を飲まなくなった。先日ココアが飲みたくなって牛乳も買ってきたが、余ってしまいそう。もったいないと今日のような留守番のときはたっぷりつくってカフェオレボウルに縁までいれて飲むことにしている。ボウルを持つ手が熱い。
ああっうまっと声に出る。甘いけどうまいから黙々と飲むことにしよう。体重計は冬の間は無視ということで笑。

カフェオレボウルってふだんあまり使わない。コルカノンを盛ったらどうかなといま思った。そうだ、そうしよう。

カフェオレ ボウル、たくさん持っていたが、割ったり人にあげたりで減っている。一時はいろいろ買って飾ったりしていたが、いつのまにか陶器を買い集める興味がなくなってしまった。いまは6椀くらいあるかな。これは捨てられないと決めたお気に入りもの。けっこう高かったのも普段使いする。

いまお気に入りの薔薇の花模様のボウルでココア飲んでるけどおいしい〜

2日続けて『ブレードランナー2049』

今日もオーケーというので2度目をありがたく見ることにした。
昨日は見終わってから昔見た『ブレードランナー』(1982)を思い出して記憶を喋りあい、その上で見たばかりの「2049」について感想のようなものを話し合い、ネット検索して人様の意見を読み、おおいに満足して寝付いた。

出演者の紹介を読んでいたら、ロビン・ライトが出ているのがわかって、あのきれいで毅然とした人がロビン・ライトだったのかと感慨ひとしお。
『ギルティ・オブ・ラブ』『シーズ・ソー・ラヴリー』『メッセージ・イン・ア・ボトル』くらいしか見てないけど一時大好きだった。ショーン・ペンと結婚してたときは好意を持ってたなあ。今日もジョシ警部補役が毅然としててよかった。

2度見るとストーリーや役柄が納得できてすごく楽しい。近未来の世界に引き込まれてしまった。もっとしゃべったことなんか文章化したいけど、今日も興奮したということでおしまい。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』

うちのパソコンで『ブレードランナー2049』が見られると聞いて、用事をみんな棚上げして夕食後iMacの前に座った。
『ブレードランナー』(1982)を見たのは封切り後3ヶ月くらい後だった。わたしは当時『スター・ウォーズ』のハリソン・フォードが嫌いだったので見に行かなかった。行った男組がみんな「いい、いい、よかった」といいまくるので悔しくなって行ったのだった。実際見たらそれはそれは素晴らしい作品で、すぐに原作を読み、SF小説はあまりすきでなかったのにそれ以来かなり読んで、SFファンとまでいかないがけっこうSF好きになった。

小説もいいけど、映画のほうがずっと身近に感じて、相方がもともとからSFや活劇が好きなこともあって付き合ってよく見るようになった。見ればけっこう好きなんである。

今夜はじっと座っていたら腰に悪いなあと思いつつ、じっと座って『ブレードランナー2049』の世界にはまっていた。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督すごい。

こんなに寒い冬

今日も寒かった。ベランダを通る風が冷たくて洗濯物を干す手が凍りそうだった。
地球温暖化という言葉は長い間によく聞いてきたけど、今年の寒さはどっちかというと、「地球寒冷化」といったほうがあたっているように思える。
ガスヒーターが去年までは暑いほどだったが、今年は寒さをカバーしきれていない。こたつというのを使ってないので、オイルヒーターと両方合わせても床から寒気があがってくる。こたつとテレビがない生活なんで(笑)。

だから寝るときは湯たんぽの世話になっている。厚手のパジャマとぬくぬく毛布で身を包んで足元には湯たんぽで、万全の対策。
起きてるときはたくさん着込んで厚手ソックスを履く。スリッパ履いたら蹴つまづいて転んだらあかんのでソックスでがまん。

今日は本から仕入れた知識で両膝の横下に使い捨てカイロを貼ってみた。ほんのり温くて気持ち良い。カイロの買い置きしとかねば。

読書生活再開

いまようやくサラ・パレツキー『フォールアウト』を読んでいる。おもしろくてどんどん進み3分の1までいった。明日も読み続けるだろう。なんかようやく本来の自分にもどった感じ。

去年の11月くらいからちょっと硬い本を連続で読んでいた。『ハンナ・アーレント』は映画を見てから伝記を読み、夫のハインリッヒ・ブリュッヒャーとの間柄に憧れた。著書は読もうと思いつつまだ読んでない。同じ頃に映画『サラの鍵』を見て、慌てて原作(タチアナ・ド・ロネ)を買って読んだ。原作も映画もこの日記に感想を書いてある。1942年ナチに占領されたパリでユダヤ人たちが逮捕されヴェルディヴ→アウシュヴィッツに送られ殺された。生き残った一少女のそれからの人生のつらさを掘り下げて書いた秀作。

続いて山本やよいさんが訳された『否定と肯定』をいただいて、これは真剣に読んだ。アメリカの大学で現代ユダヤ史を教えるデボラ・E・リップシュタット教授の法廷での闘いが、繊細に真剣に記されている。

12月中は読むのに精一杯で、真面目な本たちのそれぞれの感想を書いてないのは頭も疲れて文章化ができなかったから。
いま2月も半ばになって読書欲が湧いてきた。続いて感想を書く欲が湧いてくる予感がする。
いま、手元にある読みかけ本は、鹿島茂『パリの秘密』『明日は舞踏会』、富岡多恵子『釋迢空ノート』、白波瀬達也『貧困と地域』、まだまだあるので当分困らない、どころかあって困っちゃう(笑)。

ストレッチしてお風呂に入る

突然の体調不良で去年の末に倒れてからぼちぼちと1ヶ月で復活、その間に学んでわかったのが、この病いは「脊柱管狭窄症」ということ。治し方はストレッチを真面目にやることだって。この病いからストレッチで解放された義弟に教えてもらった『脊柱管狭窄症は99%完治する』(酒井慎太郎 幻冬舎 1100円+税)を教科書にしてストレッチ続行中。脊柱管というものが背中にあり、そこが狭窄しているので対策するわけだ。
わたしにはその上につるかめ整体院がついているから鬼に金棒である。環境は整っている(笑)。

いままでストレッチとか体操とか教室に行き、本を買い、どれだけやろうとしたかわからないほどだ。新聞や雑誌の切り抜きもたくさん保存している。やりかけるのはいいが長続きしないのがわたしの体操。読んで納得して一度やって、何度かやって、いつの間にかやってない。

今回は長続きさせようと思っているし、長続きしそうだ。なぜかというと、ストレッチの教え方がわたしに向いているから。わたしでもできるように書いてある。読むと理屈を納得できる。
テニスボールを首にあてる、肩甲骨にあてる、背中にあてる、背中にごろごろさせるなど、単純なのがいい。首や背中の凝りが実際にとれていく感じが気持ち良い。ストレッチしてお風呂に入るのがいまいちばんの快楽である。