晩ご飯に「かますご」が出た。春がきた。
「かますご」というのは関西の言葉で、ちりめんじゃこのサイズは「かなぎちりめん」、もう一回り大きくて釘煮にするのは「いかなご」、かなり大きくなって7センチくらいのが「かますご」という。毎年なんていうんやったかなと混乱して検索している(笑)。
かますごは買ったときには茹でてあるので、さっと焼いて二杯酢で食べる。春になると酒の肴の一品として度々登場する。安くて簡単な上に季節感があるので便利である。安いので売り場を見てまわっているとつい買ってしまう。いまはダンナが買ってきて丁寧に焼いている。
阪神大震災のときボランティアで仮設住宅を訪ねていると、この季節、行った先々で「いかなご」の釘煮を煮ている醤油の匂いがただよってきた。郷愁の念がその匂いにこめられているようだった。いまもこの季節になると思い出す。
うちは3年ほど菜食していたのでその間は魚も肉も食べていなかった。今年は菜食プラスタンパク質ということにしたので、肉と魚をぼちぼち食べている。すんごく新鮮、そしてうまい。台所がちょっと油っぽくなったけど。
今日の晩ご飯;焼酎湯割り、葉っぱのサラダ、かますごの二杯酢、イワシの蒲焼+大根の漬物、厚揚げと大根の炊いたん、ご飯、大根とわかめの味噌汁、納豆、海苔、番茶。