昨日の夜は姉と妹と長電話した。ふたりともネットと無関係で連絡手段は電話だけである。携帯電話は持っているがメールはやらないのでしゃあない。
姉のところには1時間くらいで行けるが、独居なので雨の日など「今日はだれともしゃべれへんかったわ」と電話がかかり、その日の全行動を聞くことになる。「じゃあね」と言ってからまた近所のことなどひとしゃべり。
横浜在住の妹は息子が自閉症者でグループホームにいて土日に家に帰る。ふだんは一人暮らしである。彼女は活動家なのでしゃべる相手はたくさんいるが、本のことや原発のことなど、ひととしゃべらないことをしゃべりたい。なんせニュースソースが朝日新聞というひとなので、こちらはツイッターで仕入れたことなどとり混ぜて話す。
最後は、これだけしゃべって笑たら病気にならへんで、と馬鹿笑いして電話を切る。
今日、ツイッターにこんな一節があった。
《内田百閒bot @Hyakken_Uchida
東京の最初の夜はどんな夢を見たか覚えていないけれども、翌朝、お膳に坐ってお椀の蓋を取ると、赤味噌の汁の中に唐茄子の切れが浮いていたので、こんな物が食べられるかと思っただけで胸が一杯になった。【上京】》
唐茄子がなにかわからない。いや、言葉は知っていて使ったことがあるのに、それがなにか忘れている。母親は唐茄子という言葉を使っていたよな。なにを称して唐茄子と言ってたのかしら? ありゃ〜
検索したら、カボチャのことであった。まあ、記憶力が減っていても検索したらええのや。