トニー・ギルロイ監督『ボーン・レガシー』

マッド・ディモン主演のボーン・シリーズを2009年と10年に見ていたが、去年12年に三夜連続で3作を見て楽しんだ。
記憶を失ったスパイ、ジェイソン・ボーンの凄絶な戦いを描いたロバート・ラドラム原作の3部作(「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」)である。

「ボーン・レガシー」は、前作「ボーン・アルティメイタム」と同時代の事件を描いている。新聞記者が射殺されたニュースが最初にでてきてアルティメイタムの記憶が甦った。
今回は精神と肉体をピルで強化された特殊人間アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)が活躍する。
アーロンは国防省の機密プログラムでコードナンバー5号として登録されている。毎日決められた時間に2種類のピルを飲んでいるが、今回はピルをもっと手に入れようと山頂から降りてくる。そこには山小屋があって3号がいる。
アーロンが小屋を離れたときに無人飛行機が襲来して山小屋を破壊する。アーロンは上司たちが自分ら強化人間を抹殺しようしているのを悟る。

最初のうちはなかなか理解できなかったが、だんだんわかってきてアーロンを応援(笑)。
前半は山岳地帯で山や森での戦い、後半は建物と街中の戦いになる。
研究所のシェアリング博士とアーロンはピルを手に入れるべくマニラへ。追っ手がかかって、マニラの街を手に手をとって走り、オートバイに乗り逃げまくる。目まぐるしくアジアの街を走り、カーチェイスではらはら、最後は港へ出て船に助けられる。