リドリー・スコット監督『プロヴァンスの贈りもの』

リドリー・スコットを検索していたとき、「プロヴァンスの贈りもの」(2007)は他の映画とはちょっと趣きが違うとあったので、かえって気になっていた。さいわいお借りした中にあったので見たのだが、こんなにラッセル・クロウがカワイイとは!!
プロヴァンスもので日本でも人気のあったピーター・メイルの原作なのだが、彼はリドリー・スコットとは仲がよくて、それにリドリー・スコットはプロヴァンスにワイナリーを持っているそうだ。

ロンドンでやり手の証券会社のトレーダー、マックス(ラッセル・クロウ)のところに、おじさん(アルバート・フィーニー)が亡くなったという知らせがくる。両親を亡くした彼を可愛がってくれたおじさんは南仏プロヴァンスで一人で暮らしていた。マックスは遺産のブドウ畑や屋敷を売り払うつもりで、電話で仕事の指図をしながらプロヴァンスに着く。

少年時代の思い出がよぎる部屋やプールやブドウ畑とおじさんの教えが甦る。しかし彼の気持ちは変わらない。ブドウ園の世話をしている夫婦の失望をよそに休暇をとって掃除や修理をはじめる。
マックスは屋敷の写真を撮っておこうと焦って空のプールに落ちる。車で走っているときに電話していてぶつかって倒れた自転車の女性ファニー(マリオン・コティヤール)がプールの側を通りかかって、さっきの事故の相手だとわかりプールに水を入れる。ぐしょぐしょになって必死でプールをあがるマックス。
そこに現れたアメリカ女性が父の娘だという。鼻の形でわかると農園の夫妻は言う。
あくまでも売り払う気持ちのマックスだが、ファニーに惹かれ、彼女のプロヴァンスへの強い愛についに仕事を辞めて永住することに。
マックスの子ども時代をやった少年がすごく美形。
ラッセル・クロウはなんとも可愛くてびっくりだった。