関西翻訳ミステリー読書会(ジャネット・イヴァノヴィッチ『あたしの手元は10000ボルト』)

第10回関西翻訳ミステリー読書会に行った。わたしの参加は7回目。真面目な読書家の集まりで、まさに読書会。
今日の課題本は女性のバウンティ・ハンター(保釈保証会社の逃亡者逮捕請負人)ステファニー・プラムが主人公のシリーズ第12作。翻訳家の細美遥子さんが出席されていろいろと疑問に答えたり知らないことを教えてくださって和やかな一夜だった。ほとんどの人が楽しく読めたと言っていた。

主催者のKさんが「この本はハードボイルドミステリーだ」と言われたのが、目からウロコだった。そうなのだ。少々たがが外れているところがあるが、ハードボイルド・ミステリーであるのは間違いない。
わたしの友人はこのシリーズのファンで原書で読んでいて、「ドタバタ ラブコメ ミステリー」と表現していたが、そうでもあるなあ。

久しぶりに読んで元気いっぱいのステファニー・プラムに出会えてよかった。警官とバウンティ・ハンターと二人のステキな彼氏のうちどっちにしたのか気になるなぁ。それだけでも原書を読んだ人に聞いてみるか。
(細美遥子訳 集英社文庫 838円+税)