ダーレン・アロノフスキー監督、ミッキー・ローク主演『レスラー』

『ブラック・スワン』(2010)を見てからアロノフスキー監督にものすごく興味がわいてきた。先日マイケル・チミノ監督が亡くなったときに作品表を見ていたらミッキー・ロークがすごくカッコよかった『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1985)があった。そうやった、あのころどんなにミッキー・ロークが好きだったか思い出したらうるうるしてきた。
そして、見たばかりでもう一度見るつもりの『ブラック・スワン』の監督が『レスラー』の監督だと知った。これは見なあかんということで、いま見終わったところである。

ウキペディアによると「1991年にはプロ・ボクサーに転身。ボクサー引退後に再び俳優業に戻った。ボクサー時代の怪我が元で整形手術を受けている。2009年には、整形手術が失敗したとインタビューで語っている。」とある。
ということだが、『レスラー』のレスラーはもう年寄りの部類に入る役柄で、好きになったダンサーとのからみやほったらかしていた娘とのやりとりは、哀愁が漂ってむしろ美しかった。

ミッキー・ローク出演でわたしが見た映画
白いドレスの女(1981)、ダイナー(1982)、ランブルフィッシュ(1983)、イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985)、ナインハーフ(1986)、エンゼル・ハート(1987)、フランチェスコ(1989)、蘭の女(1989)、バッファロー’66(1998)
こうやって眺めると、わたしの80年代はミッキー・ロークとともにあったのだとわかった。
リリアーナ・カヴァーニ監督の『フランチェスコ』は彼女がミッキー・ロークに惚れ込んで出演を頼んだのだと思う。