センチメンタルジャーニーと方向オンチ

この3年足らずのあいだに何度か葬儀があってその後の法要もある。今日は姪の連れ合いの一周忌に行った。阪急電車の三国駅から歩いて15分ほどの葬儀場にある別室で法要とあとの食事をするとのこと。三国は昔住んでいたところに近いなじみの場所。友だちもたくさん住んでいたしなじみのお店もいろいろあった。だけど40年くらい行ってない。いまどうなっているか見たくなって早めに出かけた。前回はいそいでいて三国駅から国道に出てしまったので思い出もなにもなかった。

今回は古い道を通ろう。駅から出るとロータリーになっていてタクシーが並んでいる。昔の狭い汚い風景が全然ない。うろうろして三国橋を探した。駅の位置が変わっていたのだ。橋のたもとに「三国の渡し」の解説の石碑が建っていた。落語「池田の猪買い」で「三国の渡しを渡って、十三の渡しを渡って・・・」の三国の渡し船があったところだ。昔は堤防があったのか覚えていないが、いまはきれいな散歩道になっているようだ。
橋を渡ると、びっくりするくらい変わっていない。新しい家もあるがたいていは古いままでお店も電気が暗くて、ほんまに昔みたい。たしかこのへんとアタリをつけて曲がったのが間違いの元で道に迷った。方向オンチなんだから時間が決まっているときは寄り道禁止にしないとね。まあぎりぎりでセーフということで。

長い読経と冷房の寒さをガマンしてようやく昼食になった。食べても汗をかかないのはいいけど。いつも暑いところに慣れているのでほんまに困る。
横浜から妹親子が来たので、姪の家までいっしょにつきあった。亡姉のミステリ本が大きな本棚いっぱいに入っているのから数冊もらって帰った。その話は明日。