いままで相方が関電前抗議行動に参加し、わたしは反原発デモに参加となぜか役割分担してた。お互いに両方参加の元気がないからだが、ふたりともしゃべりなので情報を共有できていた。でも、たまにはそっちにも行ってみよう。
毎週金曜日に行われている関電本社前の抗議行動は夕方の6時から8時まで行う。6時から7時半まではマイクを使って社員が帰っていく通用口で、その後はマイクなしで正門前でと決めてある。
わたしが今日行ったのは、大飯原発再稼働が刻々と迫っていること、北九州市の瓦礫受け入れ問題に対しても意思表示をしなくてはと思ったからだ。
地下鉄の四つ橋線の肥後橋下車、北口を出て左折して歩くと数分で到着。このあたりのビル群は資本主義の牙城という感じ。でかくて高いビルが林立しているが、特に威圧的にでかいのが関電ビルだ。
その前に数十人の人が立っているところに参加。デモで顔見知りのFさんがいたので横に立つ。相方は自転車で先に来ていた。交代でマイクを持って意見を述べる。その合間にシュプレヒコール。相方は最初は紙に書いたのを読んでいたが、慣れてきたので原稿なしでしゃべっている。話が切れたらわたしもしゃべってみようかなと思ってたが若い人たちがたくさん語られた。どんどん人が増えていく。あとで知ったが、毎日放送が取材に来ていて「NEWS 23」で放送されたようだ。
社員が広い通用口から帰って行かれる。みなさんなぜか前を向いて早歩きである。警備員がこっちを向いて3人立っていて、職員らしき3・4人も少し離れて立っている。
徒手空拳のわれらは声だけしかなくて、その声を張り上げて「ゲンパツ反対」を叫んでいる。本社前に場所を移して、見上げると細い三日月が見えた。30分間をマイクなしで叫ぶ。人間の声って強くて美しい。
帰りは歩くことにして、土佐堀からうつぼ公園を通った。バラ園は花盛りでうるわしい香りが漂っていた。ベンチでひと休みして立ち上がったら横の道から近所のFさんご夫妻が子ども連れで通りかかった。彼らも関電前の帰りだった。内部被曝のことなど立ち話した。
晩ご飯はスパゲッティやら野菜料理を食べてビールを飲んだら眠気がおそってきて4時間の爆睡。起きてお風呂に入ってこれを書いた。