デビッド・フィンチャー監督が好きだから彼が監督した「ドラゴン・タトゥーの女」(2011)を見たのだが、見ると欲が出てスウェーデン版も見たくなった。ところが3部作があって、他に「完全版」(2010)がある。どうなっているのと調べたら最初の1作目は153分で、完全版は27分の追加があって186分あるって。もちろん完全版を見るっきゃない。見終わったらこんな時間になった。
スタイリッシュなアメリカ版に比べてぐっと地味だけど真実味のあるスウェーデン版だった。
リスベット役はアメリカ版(ルーニー・マーラ)はちょっと美貌すぎて、スウェーデン(ノオミ・ラパス)のほうが現実味があった。
40年前に失踪したハリエットが見つかるところが全然違うが、どっちもうまい脚本だ。
主人公のミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)はお腹が出ているし美男子ではないが誠実さがあった。この役でダニエル・クレイグとどっちがいいいかと聞かれたらこっちだな。
世界中に男性による暴力にあふれているんじゃないかと思ってしまう展開だが、スウェーデンの女性たちはそれぞれが強く生きている。
続きが見たい。