姉の家に行くときデパ地下で食料品を買って行く。買い物袋にいっぱいつっこんでうろうろして買うものを選ぶ。人のものといえども食べ物を選ぶのは嫌いではない。コースがだいたい決まっていて、おかず(出来合いの魚と野菜)、果物、パン、弁当、お菓子と3日分を順番に買ってまわる。阪神百貨店の食料品売り場が買いやすいしおいしい。タクシーに乗ると運転手さんはたいてい「食料品は阪神でんなあ」という。うちの嫁はんもよう行く」とか。わたしはコンパクトにまとまっているイカリスーパーにもよく行く。
阪神には焼いたのや炊いたのや出来上がった魚の売り場があって、いつも「ブリ大根」ワンパック540円を買う。いまのところ姉のお気に入り。火を通すと翌日でも翌々日でも大丈夫だそうだ。
姉はご飯を炊く以外炊事仕事をするのをやめたので、電子レンジで温めるか、お湯を注ぐしかご飯のことをしない。売るほうはそういう人が多いことをわきまえていて、うまくすぐ食べられる料理をパックしてある。ハンバーグ、オムレツ、麻婆豆腐、肉団子、その他いろいろ、目新しいものを探して買う。
さっき姉は電話で阪神の「ブリ大根」がおいしかったといってた。うちは「ブリアラ大根」だった。ブリのアラは調理が面倒だが大根と炊くとうまい。しかも安い。うちではよく酒の肴に出る。