バレンタインデーはうちの猫の命日

バレンタインデーはうちの飼い猫花子の命日ということは忘れることはないのに、何年前か覚えていない。日記を書いているからそのうち遡って調べよう。
相方はその当時得意先に出張して仕事していたので夜遅く帰って来た。花子はわたしに抱かれて相方の声を聞きつつ息を引きとった。
バレンタインデーだったのでマイルス・ディヴィスの「マイファニー・バレンタイン」をかけて花子のこの世の別れとした。

今日のSNSに友人が自分の猫が病院にいると書いていたので、わたしはうちの花子を思い出した。花子を拾ったのは春浅いころだった。抱いてジャケットのジッパーをしめ腕で押さえて通勤したっけ。桜咲くうつぼ公園に散歩に連れて行ったら、いろんな人に可愛いといってもらった。
病院へ連れて行ったのは4月ごろだったかな。知り合いに教えてもらってアメリカ村の病院へ行った。その夜のさびしかったことは忘れられない。病院に預けてから心斎橋の喫茶店でココアを頼んだ。

それから22年一緒に暮らした。人見知りをする内気な猫だったが、わたしらにはわがままいっぱいで贅沢この上なし。男の子だったけどピンクが好きなので、クッションとかリボンとか少女っぽくしてやった。ピンクの服を着たくまちゃん人形が大好きでいっしょに留守番してた。