今日はラブコメディとか楽しい映画が見たいなとT氏のDVDを探したら、料理がテーマの中にこれが入っていた。フランス映画で主演がオドレイ・トトゥ(「アメリ」しか見ていないけど)というのがいいな。
2007年の作品。とても感じがよくて最後まで楽しく見られた。ハッピーエンドを通り越して最後は大団円。若者は手に仕事を! 老人は最後までわが家で過ごす! いまやフランスでも日本でも不可能に近い夢物語だけど、だからこそ楽しく映画で見せてもらったわけだ。
画家を目指して清掃のアルバイトをしながら屋根裏部屋で暮らすカミーユ(オドレイ・トトゥ)は、貴族出身のフィリペールと知り合う。食事に誘うと由緒ある食器をバスケットに入れてやってきた彼はカミーユの部屋が寒いのに気がつく。その後にカミーユがインフルエンザで苦しんでいると自分の部屋に連れて暖かくして看病する。同居人の女好きのコック フランクは反対するが、結局3人で暮らすことになる。
一人暮らしのフランクの祖母が病気で倒れ、養護施設に入れられるが猫のいる家に帰りたがる。カミーユは引き取って自分が介護するという。
険悪な関係ではじまったフランクとの仲が修復されていき、もしかして三角関係になるかと心配したが、そんなことにはならなくてよかった。