イアン・ランキンの新シリーズと知って飛びつくように買った。わたしはリーバス警部シリーズ13冊を出るたびに読んできた大ファン。DVD BOXをお借りしてイギリスのテレビドラマ「リーバス警部シリーズ」も4作見ている。〈「黒と青」 「ゆれる愛」(邦題「首吊りの庭」)「死せる魂」「死の理由」〉リーバス警部も好きだが彼が働くスコットランド、エジンバラの街や風景が好き。
先月の11日に買ったのだが、キンドルで漱石を読んだりしたものだからすぐに読み出せなかった。しかもさっさと読めない本で、いま読み終ったところだがまた最初からおさらいしないといけない。文字は少し大きいけど厚い文庫本だ。
主人公のマイケル・フォックス警部補は監察室に勤務する警官である。警官の不正や不品行を調査するのが仕事である。彼は小学生のときからウォッカを飲み酒に親しんできたが、いまは絶対の禁酒を守っている。バーではたいていトマトジュースを飲んでいる。離婚していて一人暮らし。ズボンのベルトはしなくてズボン吊りを愛用している。車はボルボ。同僚のスポーツカーに乗るとどうも足元がしっくりしない。
フォックスは老父を介護施設に入れて少なからぬ費用を負担している。妹は好きな男と同棲しているがその男からDVを受けているらしい。
今日はここまで。続きをまた書きます。
(熊谷千寿訳 新潮文庫 1100円+税)