今年の4月にDVDが発売されたばかりのピカピカの映画。去年劇場で上映されて評判の映画ということは知っていた。
アルフォンソ・キュアロン監督の映画で見たのは「大いなる遺産」「トゥモロー・ワールド」そして製作だが「パンズ・ラビリンス」。3本ともちょっと変わっていて好きな映画だ。
地上の場面は最後にサンドラ・ブロック扮するライアン・ストーン博士が地球にもどってきたときだけという宇宙ものである。船外活動のジョージ・クルーニーだって、宇宙服から顔をのぞかせたのは、ライアンがソユーズを発進させようとしてならず、目をつぶったときに船外から中に入ってくる幻のシーンだけである。彼のいかつくも優しい話しかけがライアンを目覚めさす。
スペースミッション初参加のライアンをミッションで指揮をするマット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)は励まし指導する。ライアンの仕事はハッブル宇宙望遠鏡の修理である。そこへヒューストンから膨大な宇宙ゴミが接近しているから船内に避難するようにと緊急連絡がきた。退避が間に合わず、スペースシャトルが宇宙ゴミと衝突。ライアンとマットは宇宙に投げ出され、もう一人は宇宙ゴミが直撃して即死。二人は宇宙に漂いライアンを助けたマットは宇宙空間を漂流する間もライアンに語りかけ励ます。
ライアンは次から次へと襲って来る苦難を乗り越えて宇宙船「神舟」に乗って大気圏に突入。着水すると泳いで陸地に。宇宙服を脱いだ逞しく美しい体が大地を踏みしめる。
映画館で見たら迫力満点で引き込まれただろうなと映画館に行くのをやめてしまった人は思うのであった。70年代から80年代「スター・ウォーズ」をOSシネラマで見たとき、タイトルの文字が宇宙を流れていくところに感激したっけ。