シャム猫ココシリーズ29冊のうち25冊までをJさんが1月に送ってくださった。毎月少しずつ読んでいる。いま22冊目「猫は流れ星を見る」を読んでるところ。うちには本を置く場所がないので友人にもらってもらうことにして、読んだら渡すことにしている。Jさんが大切に読んでいたのがわかるきれいな文庫本である。
検索したら表があって、全作品のタイトルと刊行年月がわかる。翻訳名はすべて「猫は・・・」となっており、原題は「The Cat Who ・・・」である。翻訳はすべて羽田詩津子さん。
主人公はシャム猫のココとヤムヤム、そして飼い主のクィラランと恋人のポリー。そして親切な町のひとたち。
ジム・クィラランはもと新聞記者でいっぱいいっぱいの生活だったが、突然、莫大な遺産を相続することになった。相続の条件がピカックス市に住むこと。それでクィラランは猫2匹とともにこの町に引っ越してきた。お酒も飲まないし地味な生活である。クィラランは市のためになにかしようと基金を設ける。
図書館長のポリーとクィラランは愛しあっているが、ふたりの飼い猫の相性が悪くて、そして紅茶派のポリーとコーヒー派のクィラランだから結婚は無理なんだって。でも毎日のように晩餐をしにレストランへ行き、しょっちゅう電話しあっている。
(羽田詩津子訳 ハヤカワ文庫 22巻は660円+税)