ドイツのミステリで、ヨークシャー

ドイツのミステリーにはまっている。といってもフェルディナント・フォン・シーラッハとネレ・ノイハウスだけだけど、ふたりとも強烈だ。それで別の作家のも読んでみたくなって検索したらシャルロッテ・リンク「姉妹の家 上下」が出てきた。はじめての作家である。
アマゾンで中古本が1円であったので上下を注文したらすぐに上巻が届いた。送料が各250円なので502円で新品同様の本が手に入ってうれしい。カバーが豪華。山口はるみさん描く野の花、そのバックに外国名前のひとが描いた大きなお屋敷、真ん中あたりの美女は写真だって。

シャルロッテ・リンクはドイツの人気作家なのだがヨークシャーが大好きで、この物語の舞台はヨークシャーである。インテリのドイツ人夫婦がクリスマス休暇にヨークシャーの屋敷を借り切る。この家の持ち主ローラはこの屋敷にかかる費用を捻出するために、まるごと貸して自分はロンドンの妹の家に行く。
ローラはこの家を保護者のフランシスから遺された。
この物語は20世紀のはじめからはじまる。第一次大戦、第二次大戦があって戦後になり現在にいたる。

驚くべき早さで上巻が到着したので2日で読んだ。この際、下巻が届くまでにヨークシャーを堪能しようとレジナルド・ヒルの「ペウラの頂」を読んでいた。すごく洗練されたヨークシャーの物語。
今日下巻が届いたので読み出した。