古い本箱は宝の山

姉が「最近本が読めなくなったからいらんわ、あんた持って帰ってええよ」というので、定期購読している新潮社の『波』の2,3,4月号をもらって帰った。けっこうおもしろいのでちょこちょこ読んでいる。

先日、転んだときぶつかった障子が一箇所破れたのを貼り直してほしいと頼まれた。障子紙を探していたら亡き義兄の勉強部屋の奥の本棚の引き出しにあるとのことで、障子紙と糊と刷毛が見つかった。しかもその奥に分厚い本が見えた。
引っ張り出すと厚い『朝日ジャーナルの時代』が現れた。刊行された『朝日ジャーナル』全部が小ぶりになって収録されている。
姉は『朝日ジャーナル』をずっと愛読していて、廃刊したあとにこんな本まで買っていた。あちこち開いていると「60年安保」の記事が出てきた。樺美智子さんの写真もあった。
「もう読まないから持って行っていいよ」というので、ありがたくもらって帰った。この前は高橋和己さんの本をもらったが、まだまだなにかありそうだ。