わたしの好みを知っている東京の友だちが貸してあげると送ってくれた美しい絵に彩られた少女マンガ。読み出したら離せませんよとメモがついていた。第1部が10冊と第2部が5冊あるのをまたたく間に読んでしまった。ストーリーを追ってものすごい速読だったのでもう一度読むつもり。
少女マンガというより絵物語と言ったほうが似合うと思うが、少女マンガという言い方があるから従わなければならないのが不満(笑)。
東京に住む篠原六花(ゆき)は姉の千花とともに母が経営するバレエ教室で幼い時からバレエを踊ってきた。千花のほうは素直に成長しているが六花のほうはばらつきがあるし脚に欠陥もある。
バレエ教師の母と真面目な公務員の父と娘二人の家族はバレエ中心にして成り立っている。私立中学在学中の千花とこれから中学受験の六花。六花はようやく補欠で入学できて友だちもできる。
学校生活や友だちとの関係など少女たちの生活を描きつつ、中心にあるのはバレエである。
第2部は高校1年になった六花がバレエダンサーの登竜門、ローザンヌバレエコンクールに出場するために出発する。六花の挑戦はいかに。不運な風邪で最後に棄権したのでどうなるかと思って読んでいたら驚きの結末が待っていた。
最後まで目を離せないストーリー展開がすごい。
(メディアファクトリー 全15冊、ほとんどが590円)